1982年、ドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州ヴァイル・アム・ラインにて結成されたスラッシュメタルバンド。
日本ではしばしばSodom、Kreatorと並んで『ジャーマンスラッシュ三羽ガラス』と称される。デビュー当時および現在は、メタル界では珍しいスリーピースバンドであるが、前身バンドである Knight of Demon結成当時は5人編成で、ツインギターの4人編成、ゲストボーカルと専任ベーシストを含めた5人編成の時代もあった。
1984年にはDestructionに改名、デモ『Bestial Invasion of Hell』を制作してSteamhammer Recordsと契約。11月にEP『Sentence of Death』をリリースしてデビュー。
1987年にはHarry WilkensとOliver "Olly" Kaiserの加入により4人編成になる。1989年、Harryとの音楽性の不一致により、リーダーだったSchmierが脱退しHeadhunterを結成。よりテクニカルな方向を求めたHarryと、直線的スラッシュメタルを求めたSchmierとの間の軋轢が原因であった。ヴォーカルが見つからずにAndré Griederにヘルプを頼み、4thアルバム『Cracked Brain』をリリースするも、バンドは低迷期へ突入する。レコード契約も失いながらも活動を続け、1998年には5thアルバム『The Least Successful Human Cannonball』ではグルーヴメタル/オルタナティブメタルに影響を受けたスタイルに変貌した。
1999年にSchmierが復帰し新たなドラマーにSven Vormannを迎え、結成当初と同じ3人編成となる。その後Nuclear Blastと契約し、2000年に6thアルバム『All Hell Breaks Loose』をリリース。スラッシュメタルの音楽性に回帰した復活作になった。2005年の9thアルバム『Inventor of Evil』以降はワールドワイドでのリリース用にAFM Recordsとも契約。
ドラマーは相変わらず安定せず、現在は2010年に加入したWawrzyniec "Vaaver" Dramowiczが担っている。
Current members (リーダーはSchmier)
Mike Sifringer – guitars (1982–present)
Schmier(Marcel Schirmer) – lead vocals, bass (1982–1989, 1999–present)
Wawrzyniec "Vaaver" Dramowicz – drums, backing vocals (2010–present)