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LIVE AT RED ROCKS (2016年)
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LIVE AT RED ROCKS
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解説 - LIVE AT RED ROCKS
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2017-02-26 21:31:04)

コロラド州デンバーのレッドロックス野外円形劇場に、1万人以上の観客を集めて行われたDISTURBEDのライブの模様を収録した実況録音盤。
これまでの彼らのアルバムは、通して1枚聴くと、時に後半で少々ダレを感じてしまうこともあったのですが、ヒット曲・代表曲を織り交ぜ、バンドの20年に及ぶ活動歴を総括するかのようなセットリストが組まれた本作では、流石にそんな感覚を覚える暇はありません。しかもそこに過去6作を連続して全米アルバム・チャート№1の座に輝かす偉業を成し遂げたメンバーの、自信と勢いがオーラの如く立ち昇るパフォーマンスと、バンドに負けじとのっけからメーターが振り切れているファンの熱狂が加わるわけですから、何をか況や。
特に重厚な演奏に乗って歯切れ良く躍動するデイヴィッド・ドレイマンの歌声は本作最大の聴き所。聴く者を猛烈に煽動するリズミックな炸裂感のみならず、サイモン&ガーファンクルの名曲をドラマティックにカヴァーした⑨等で聴かせてくれるエモーショナルな熱唱、会場のボルテージが最高潮に達する終盤3曲、取り分け観客の大合唱が響き渡る⑯における客席との「We are?」「DISTURBED!」「We are all!」「DISTURBED!」の掛け合いを始めとする、その堂々たるフロントマンぶりには痺れざるを得ませんて。
NU METAL筆頭なんて目されたのも今は昔。オールドスクールなHM好きの琴線にも触れる現在のDISTURBEDサウンドに、手っ取り早く入門するのに打ってつけの1枚ではないでしょうか?




2. 帰ってきたクーカイ ★★★ (2017-04-30 14:20:39)

 良いライヴ盤を聴くのが好きだ(嫌いな人などいないだろうけど)。音の分離と抜けが良くエッジも効いており、何より演奏に熱が入っている。会場の空気をパッキングしたかのようなライヴ盤。なかなかそのような優れたライヴ盤にはお目に書かれない。音は良いんだけど妙に演奏が大人しいとか。プレイは良いんだが音がちょっと良くないとか。会場での反響や歓声があまり聴こえず、スタジオライヴか?というものとか。
 もちろん本作は違う。
 完璧に理想的なライヴ盤。それがこのアルバムだ。

 正直、このバンドの曲はたまにどれも同じように聴こえてしまい、スタジオ盤だと場合によっては退屈することもあったのだが(ドライヴの時のBGMとしては良い。寝る前や座ってじっくり聴こうとするといけないことがある)、このライヴを聴いて目からウロコが落ちた気分だ。同じような曲が並んでいても、全然良いではないか!いやいや、ノッて聴いているとどんどん差別化出来てきたぞ。
 それで気づいたのである。このバンドはAC/DCタイプのヘヴィメタルバンドなのだと。
 なにせノリが本当に良い。テンポよくガンガンくる。客とのやり取りもイカしている。こういう流れの中にある「The Sound Of Silence」。悪かったよ、スタジオ盤での収録について素直に褒めなくて。完全にノックアウトされてしまった。劇的にもほどがあろうというものだ。ライヴの山場を演出している。

 繰り返すが本ライヴアルバムは、完全無欠、向かう所敵無しのライヴ盤だ。
 DISTURBEDをこれまで聴いて来なかった人は本作を聴いてこのバンドに惚れるであろうし、私のような少し斜に構えて接していた人間は、このバンドの良さを再確認し惚れ直すだろう。
 上で火薬バカ一代さんが書かれているように、入門編としてうってつけであり、古くからのファンも納得の一枚であろう。



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