Jack Starr's Burning Starrやマーク・リアリ没後にリリースされた最新作でもリードシンガーを務めたトッド・マイケル・ホールが在籍している事でも知られるUS産の正統派HM/HRバンドが1988年にリリースした1st(現在のカヴァーを中心に活動しているらしい)。正直走りだす不安定なドラムを筆頭に厳しい演奏と迫力不足な音質と厳しい面が多く、なぜかマニアの間で高額で取引されている幻の一品(2013年にボートラ入りのCD化の際に価格落ち着いたと思いますよ)。流石の僕でもマニアックで知名度とは雲泥の差のハイクオリティな作品はもっとあるぞと言いたくなるのですが、メタリックなハイトーンヴォイスを活かしたダークな質感を活かした金属音が鳴り響くストロングなメタルサウンドを披露。派手さはないが正攻法で迫る王道スタイルに懐かしい空気を味わえます。あまりにも未整理なサウンドに、性根の座った本域のマニアにしか進められませんが、RIOTの新作に興味を持った猛者なら挑戦する価値はありでしょう。僕もその口ですからね。