1990年に結成された、スウェーデン、イエテボリ出身のメロディックデスメタルバンドである。
1996年に解散したが、2007年に再結成し、2008年に再び解散した。更に2010年以降、ライブイベントにいくつか出演し、2014年には20年ぶりのスタジオ5thアルバム『At War with Reality』を発表した。
Carcass、Edge of Sanity、Amorphisらと並び、1990年初頭からメロディックデスメタルというジャンルの形成に大きく関わり、デスメタルのアグレッシブさに叙情的なメロディを絶妙なバランスで加えた1995年リリースの4thアルバム『Slaughter of the Soul』で一つの完成形を迎え、Carcassの『Heartwork』と共にメロディックデスメタルの傑作として世界中で大絶賛され、世界中でフォロワーが出現した。
その後、メロディックデスメタルは後続のSoilwork、In FlamesやDark Tranquillityらによってよりメロディアスな方向へ推し進められ、メロディックデスメタルとしての完成度を高める一方、The CrownやCarnal Forge、The Forsakenらによって、アグレッシブさを保ちつづけながらも一定のメロディを盛り込んだデスラッシュというアプローチをとるバンドも現われることになった。
また、後続のメロディックデスメタル/デスラッシュバンドに大きな影響を及ぼすだけでなく、Killswitch Engage、The Black Dahlia Murder、As I Lay Dyingらアメリカのメタルコア勢にも多大な影響を及ぼすことになったが、これは彼らの傑出したアルバムの出来は勿論のこと、4thアルバムリリース後のツアーで2度に渡る長期のアメリカツアーを行ったことも大きく影響していたと考えられている。このアメリカツアーによって築き上げられたアメリカでのメロディックデスメタルのファン・ベースは、後のSoilwork、In Flames、Arch Enemyらによるアメリカ進出における成功の下地を作ることになった。
Last line-up
Tomas Lindberg − vocals (1990–1996, 2007–2011)
Anders Björler − guitar (1990–1996, 2007–2011)
Martin Larsson − guitar (1993–1996, 2007–2011)
Jonas Björler − bass (1990–1992, 1993–1996, 2007–2011)
Adrian Erlandsson − drums (1990–1996, 2007–2011)