こういう音像は世間的にどこへカテゴライズされるのかよくわかりませんが、私にはどう聴いてもこれは伝統的HM、それの21世紀ヴァージョンのように聴こえます。たとえギターソロがなかろうが、リズムがヒップホップの影響を受けてようが、実質的にIn Flames やChildren of BodomよりはるかにHMの正道に近い所にいるバンドです(だからといって彼らが「邪道」というわけではありませんよ、もちろん)。
一応、彼らの音楽性を成分別に分解すると、だいたい 「モダンヘヴィネス直系のへヴィリフ」、 「怪しげで病的な部分を全て抜き去ったAlice in Chains,」 「「Empire」までの機械的な雰囲気だったQueensryche」、 「「Thrak」期のポップかつメタリックだったKing Crimson」、 「産業ハード・ポップ路線を取った80年代のYesやGenesiss」 などからできているといってよいでしょう。