タイトル通り「CRUSH」発表時のツアーを収めたライヴDVD。(ビデオも有) 選曲に関しては、個人的な意見を言わせてもらえば、大好きなアルバム「THESE DAYS」から1曲も演奏されていないのが残念だが、彼らには"良い曲"が多いのでそれはしょうがなかろう。(いや、でも1曲ぐらいはやってほしかったなぁ。例えばタイトル曲とか)一応人気曲(と思われる曲)だらけで構成されているので結果的にはなかなか良い選曲なのではないだろうか。流れは大まかに言えば勢いのある前半と落ち着いた後半、といった感じか。 時折雨が降る中での野外ライヴなので、バラードの演奏中は美しい。 ただ、あくまで個人的な好みだが、ほぼ中間に位置する「JUST OLDER」以降に好きな曲がないため後半はあまり聴いていない。(エンドクレジットのときに流れる「THANK YOU FOR LOVING ME」は好きだけど) 特典映像は、インタヴューを絡めたバックステージの映像だが字幕なしで、ブックレット(?)にその翻訳が載っている、といった造りなのでちょっと不便。ビデオクリップで「IT'S MY LIFE」と「SAY IT ISN'T SO」の2曲。フォトギャラリーとディスコグラフィー収録。 ちょこちょこと不満も漏らしたがこれはお薦めできる一品。ファンなら是非。 ちなみに、ご存知の方も多いと思うが、DVDはビデオよりもライヴ本編での収録曲数が5曲も多い。その中には「IT'S MY LIFE」も含まれているのでなるべくDVDを買うことをお薦めする。
スイスはチューリッヒのスタジアム公演の模様を納めたライヴDVD。 95年に発表した「Live From LONDON」のステージを斜めから赤く染め上げる夕日を見ながらのAlways、そして日が暮れてからのWANTEDのような展開も大好きだったが、この日は小雨が降っていたため太陽は見えない。しかしこれがまた独特の雰囲気があってすこぶる良い。もし当日晴れていたならロンドンと同じようなものになっていたかもしれない。 その雨のせいで観客は皆個々にカッパを着用しているのだが、これがまた良い。時々映る観客の映像がさまざまな色のカッパでとてもカラフルに見えるのだ!!!。よくありがちな黒いツアーTシャツばかりのお客を見ているより、こちらの方が鮮やかで見ていて楽しくなる。 そしてその観客層が実に若い!!!。おそらく10代であろうキッズ達(女の子多いなぁ~)が前列を独占している。ロンドン公演と見比べると一目瞭然!!!。「CRUSH」でどれだけ若いファンを獲得したかが分かるよいライヴ作品だ。 王道の「Livin' On~」から「 Bad Name」への繋ぎで始まり新旧の代表曲を網羅しながらショウは進む。「One Wild Night」や「Bed Of Roses」では観客の女性と一緒に踊り技師であるところを見せ付けるジョン。 「Runaway」はピアノ独唱バージョン。エンド・クレジットの「Thank You~」も素晴らしい。特に「Born To Be My Baby」のカッコ良さは半端じゃない。 ロンドン公演と比べるとやはりジョンの声に張りが無くなって来ているのは否めないが、BON JOVIはもうそこにいてくれるだけで皆に最高のステージと感動を与えてくれる存在であることを再確認した。
いまさら言うまでもないが、彼らのライヴは実に楽しい。 ジョンがノリノリで踊ったり、ステージ脇のBON JOVIバーで女性と踊ったかと思えば見せつけたりw けれども、観客よりも誰よりも、彼らが一番楽しんでいるのがダイレクトに伝わってくる。 曲目は言うまでもなく文句なし。だから何も言わないでおきますw そしてエンドクレジットで「THANK YOU FOR LOVING ME」が流れた時には……もう涙ドバドバ。 DVD特典映像のインタビューで、ジョンが「楽しくやる」ということをとても意識しているのが分かる。だから彼らのライヴはとても楽しいのだね。 他に、カッコいい「IT'S MY LIFE」とおふざけ心満載な「SAY ISN'T IT SO」のPVも収録。 ライヴ本編の収録曲もDVDの方が多いので、間違いなくDVDの方がお得。映像も劣化しないしね。