1曲目はMEGADETH屈指の名曲だと素直に思える。この退廃的で破壊的なオーラと気高さの共存こそ彼らの真骨頂。2も良いがやや展開が冗長かな。3~4曲目が一般的にハイライトなんだろうけど僕的には好きじゃない。6曲目は大好き。ちょっとJUDAS PRIESTの「A TOUCH OF EVIL」を思い出させる怪しさが○。5、7あたりは彼らの曲の中で最もメロウでポップ。なんかエアロみたいな路線を狙おうとしているようだけど、それにはちょっとVoの表現力が足りないかも。全体的には・・・。悪くないけど絶賛しにくい・・・。散漫なイメージがあるのがおしい。それでもやはり1は近作では屈指の出来。
実は結構好きな作品。そんなに悪い作品ではないゾよ。 でもやっぱり昔のイメージが強い人はなかなか馴染めないかもしれません。僕も最初はそうでした。なんじゃこりゃ!?、って思いましたよ。 でも2・3回通して聴くと、いいメロディーばっかしだな~という結論に達しました。上の方々も仰っていますが、「ほう、こういうことも出来るんだ」というのがだんだん魅力に変わって行き、遂には中途半端に昔を振り返った『CRYPTIC WRITINGS』や『THE WORLD NEEDS A HERO』よりも革新性が表れていて大好きになりました。 みなさんにももう一度聴いて頂きたい一枚です。どうしても駄目ならちょっと考えを変えて、「デイヴ・ムステインがギターではなく、マイクスタンドを持って歌っているHRアルバム」と思ってみて下さい。ちょっと想像しにくいかもしれませんが、必ず見方が違ってきます。 そういえば僕はこのツアーのときにMEGADETHのライヴを初体験しました。 「Prince Of Darkness」が一曲目だったこともあり、この曲を聴くとあのメンバーの登場場面を思い出します。そしてそのまま「Holy Wars」になだれ込んで行ったときの観客の怒号にも似た歓声を未だに忘れることが出来ません。