この曲を聴け!
Live at Budokan / DREAM THEATER
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2004-12-07 06:18:00)
実際にこの時のツアーを見に行った方にとっては思い出のアルバム&DVDになるでしょう。僕も大阪に見に行ったんですが、このDVDを見ているとその時に感じた空気が、到着した引越しの荷物を開けるかのごとくそのまま目の前に広がります。
このDVD作品で僕は映像&カメラワークの良さというものはこういうものなんだな~と、とても勉強になりました。今まで映像作品は多数見てきましたが、ぶっちゃけパフォーマンスばかりに注目していて、映像面の質にはそこまで注目していませんでした。この映像を作った方は凄いと思います。DTの音楽的要素を完全に理解していて、今撮るべき場所をちゃんとフォーカスしています。単にカメラで撮るんじゃなくて、どう撮るか?という所の技術が凄いと思います。画像の切り替えも沢山の工夫がされていて、曲を盛り上げていますね。ハイビジョン撮影というのも手伝ってか、映像が綺麗です。
(BGのページでもレヴューを読ませて頂きましたDTさん、ありがとうございます。良い映像とは何ぞや?がこれを見て分かった気がします。良いきっかけをを作っていただいて感謝しています)
パフォーマンスに関して言えば、これは文句なしでしょう!!!。楽器陣は言わずもがな、ラブリエが凄い!。実際に大阪で見たときもそう思いましたが、とても丁寧な歌い方をしていて以前に比べると安定していると思います。ただ高音に行くと発音が曖昧になるのは、これは仕方のないことなんでしょうかねぇ・・・(笑)。
そして音質がこれまた・・・!!!。僕は最初聴いたときビックリしましたよ!。ライヴの時の音そのまんま!。そうそう、ライヴも正にこの音だったよ~!。特に5.1chにするとマジで会場で聴いている気分になります。
選曲はいろいろ意見があると思いますが、僕はこれで満足です。「As I Am」~「This Dying Soul」の繋ぎなんて思わず力入っちゃいますし、特にバラードが最高でした!。「Hollow Years」や「Goodnight Kiss」はとってもムーディーで惚れましたよ~!、マジで。この2曲でのラブリエのヴォーカルは絶品ですし、ペトルーシさんのギターが貫禄を見せ付けていますね!。「凄い」の一言では片付けられない・・、うまく表現できないんだけど、とにかく神懸かったものを感じました!。横綱はやっぱり強いから横綱(ちょっと違うかな・・・)。因みにルックスがどんどんスティーヴ・ルカサーに似てきてる(笑)。あとマイクが宣教師風なのも個人的に笑えます。しかも凄い演奏をしながらサッ!と左手で眼鏡と直すのが特に笑えます。
とにかく、この時武道館にいた方もいなかった方も楽しめると思います。
彼等がまた一つ階段を駆け上がった気がしました。
このバンドが更に進化する過程の、一つの節目を捉えた素晴らしい作品です!。
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