この曲を聴け!
Vivid / LIVING COLOUR
クーカイ ★★ (2002-10-04 23:43:00)
'88年発表。1stアルバム。
私は2ndは聴いたことがなく、3rdは試聴はしたが購入しなかった。だから、彼らの熱心なファンとは言えない。
しかし、この1stだけは気に入って良く聴いた。なにより1曲目の「CULT OF PERSONALITY」が格好良かったし、他の曲もポップとファンクとハードロックが絶妙に混じり合っており好きだった。
この作品は一聴したところ目茶苦茶明るいが、実は非常に重いメッセージを含んでいる。
「いや、あんたから盗みを働こうとは思わないさ。
いやいや、あんたを殴ったりなんかしないって。
いいや。お前をレイプする気はないよ。
だけど、どうして俺に、
その妙なヴァイヴを送って寄越すのかね?」
(「FUNNY VIBE」)
皮膚の色が違うってだけで蔑まれることが、どれほど嫌なものかは理屈ではわかっていても本当に理解することはできない。そういう日本人の私はせいぜい新婚旅行先のイタリアで、「あの日本人、英語が少しわかるって言っていたけど、全く通じない。嫌になるわね」とイタリア語で言われて(悪口って言葉がわからなくても通じちゃうんですね)、ムッとするのが関の山だ。
「テレビを見ると
お前のアメリカはいい感じだ。
だが窓の外を見ると、
俺のアメリカは地獄そのものだ
お前のアメリカにはどうやったら行ける?
どこを通ればお前のアメリカに行けるのだ?」
(「WHICH WAY TO AMERICA?」)
こんな歌詞をキャッチーにファンキーにハードに歌う。これをROCKと言わずして何と言う?
WHAT'S YOUR FAVORITE COLOR BABY?
・・・LIVING COLOUR!!
→同意