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THUNDER IN THE EAST / LOUDNESS
なP ★★ (2004-09-18 02:46:00)
Thunder in the Eastの話題を挙げるのって恥ずかしいなー。白状すると、当時かなり夢中になりました。デビューから着実にステップアップを重ねついに究極のヨーロピアン風ジャパメタを極めた撃剣霊化にはまっていた私です。ついに全米進出を果たしたこいつもなかなかの完成度を誇ってます。二井原もデビュー当時に比べれば声質が太くなってきてたしね。
ただハイファイの極みっつーか、ドンシャリすぎるだろー。90年代以降のデジタル録音に比べるといかにもなEQフィルターが胡散臭いのなんのって。さらに得意のプログレ風味はRun for Your Lifeぐらいで基本的に作曲禁止みたいなー。そりゃそうだよなー。Cum on Feel the Noiseをメタルで演奏したらほんとにピカピカ黒キャデラックに乗れるようになっちゃう国ですから。着飾ってでも売れなきゃしゃーねーと。どう考えても彼らの能力だったらCrazy Nightsなんて寝転っびながらでも書ける曲でしょ。ま、Deep Purpleのヒット曲だってそんなのばっかだし、そういうのを狙って作る方が逆に難しかったりもするんだけど。
アップテンポの優秀曲Like HellやGet Away辺りに顕著ですが、ESPの緩巻低電圧の名PU「LH-200」の拾うトーンが美しい構築美たっぷりのギターソロに強烈な聴き所があります。特に後者のピッキングの軽快さなどはイングヴェイに刺激された時期とは言え名手高崎晃の本領発揮です。ラストのNever Change Your MindはM.S,Gのこれまた名曲Never Trust Strangerみたいな感動的なメロディラインで個人的にはちょっぴり恥ずかしさを感じさせられてしまうアレスより数段好きだなー。ま、とにかく良く出来てるHMアルバムですよ。
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