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Destiny / STRATOVARIUS
メタラァ ★★ (2005-08-23 13:47:00)
北欧メロディック・スピード・メタルの雄、STRATOVARIUSの7th。(そうか、この次点でもう7枚目にまで達してるのか…。もう、現在ではベテランの領域に入りかけてるな)
1曲目でいきなりの大作『Destiny』、これは素晴らしい曲ですね!大作だからといってスロー~ミドル・テンポがメインではなく、序盤は疾走曲の構造をなぞっているのもアルバム1曲目としての好印象に繋がっているんじゃないかな?
次いでは『S.O.S.』、これは疾走感のあるミドル・テンポ・チューンで、やっぱこのバンドはこのくらいのテンポの方が良い曲書けるんじゃない?っていう感じ。この2曲の出だしは素晴らしいです。
ま、3曲目もこのバンドらしい疾走曲で問題はなし。
で、4曲目のスロー~ミドル・チューンの登場で「あぁ、やっぱり…」と。どうも俺はこのバンドのこの手の曲は好きになれないモノが多い。『EPISODE』収録のバラード『Forever』なんかは素晴らしかったけど、今回はそのバラードも個人的にはイマイチ。
今回手放しで歓迎できる曲は『Destiny』『S.O.S.』『Anthem Of The World』くらいかなぁ。それだけだとちょっと物足りない。勿論、疾走系の曲からはある程度の満足感も得られるけど、それは大きなものではない。
コティペルトも以降に比べると若干不安定さが残ってるし。(ま、これ以降が完璧に安定しているかとなると…/苦笑)
ま、個人的に比較すると、『EPISODE』よりは随分と楽しめるアルバムです。アルバム全体に共通する暗めの雰囲気も良いし、疾走曲と非疾走曲を交互に配置しているのも、安易といえばそうなんだけど、オカシな曲順にされるよりは解りやすくて飽き難いと思う。
読み返してみると、ほとんど良いこと言ってないんだけど(笑)、悪いアルバムじゃないですね。単に、俺はそんなにこのバンドに入れ込んでないってことなのかな…?今更ながらそう思ってみたり…。
「『INFINTE』は明るすぎるんじゃ!」という人にはお薦めできそう。向こうはハッピー、こっちはダークって感じなんで。
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