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Destiny / MARCHELLO
失恋船長 ★★★ (2024-10-25 03:02:03)
ギタリストとしても、かなりの腕前だがシンガーとしてもイケる、二刀流ミュージシャン。ジーン・マルチェロ。玉石混交、群雄割拠をひしめくメタルシーンに燦然と登場してきたなぁと、個人的には思うほど、華やかなサウンドと本格派のハードサウンドを絶妙に織り交ぜ、実に聴かせてくれるサウンドを披露している。
耳馴染みの良さとエッジの効き方、流石はアメリカだなぁである。もっと売れて然るべきだし、コンスタントにアルバムのリリースをと思うのだが、セカンドアルバムのレコーディングを済ませるも世に出ることなく、消えてしまいます。
勿体ないですね。リリース時期がもう少し速ければメタルバブルにも乗れたのでしょうが、この本格派のハードテイストとキャッチーさが程よく溶けあい抜群の相乗効果を生み出している。軟弱ではないが聴きやすい、なにより各楽曲の中に盛り込まれるドラマ、無駄を排したアレンジながら味わい深い大人が聴いても恥ずかしくないメロディックメタルサウンドをやり切っている。この凄みに今もってグッと引き寄せられますね。
特筆すべきは③です。この一曲だけでも聴いて欲しい。そう思わずにはいられません。一発屋で終わるような作風と実力ではないのに、どうしてレコーディングした2枚目が長らくお蔵入することとなったのか、そのあたりの詳細が知りたいですね。
80年代後期にリリースされたメジャーアルバムとしては名盤の域に入る傑作だと思いますけどね。
華やかさギターサウンド。アクロバティックな新技のねじ込み魅了する、これぞ80年代ですよ。頭からケツまで楽しめる好盤ですよ。
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