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The Beauty and the Beast / STORMWITCH
シン・聖なる守護神 ★★★ (2024-06-16 09:45:49)
その昔の学生時代に聴いた作品でして、このバンドに最初に触れた作品でもあったと思います
確かに本作も弱流通ながら「JIMCO」から国内発売されたり、その後の作品も「テイチク」辺りからとかあったと思いますが、一般にはやはりマイナーバンドという認識が強いんでしょうね
まぁそのドイツの一マイナーメタルバンドだった訳で、予算的に厳しい条件下で製作されたのだろうと想像するが、それまでの如何にもなイメージから脱却を図ったりすると共に作曲という事でもよりメロディ面に力を注ぎ、また女性Vo.をゲストに迎えたりと出来る限りの事は行った意欲作となっていると言えるでしょう
特に..."夜明け!?"を意識したのかは分からんですが出だしからそれらしいKey.からというタイトル曲などは顕著でしょう
あくまでメロディはキャッチーでありながら前述のゲスト女性Vo.(Lisa Wheeler)を起用する辺りはアレンジにも相当気を使った事がわかりますし、ヨーロピアンな空気感をしっかりと残している辺りも素晴らしいです
アナログ盤のA面ラストとなる何処か儚さを感じさせるバラード⑤"Tears By~"も秀逸といえるのではないでしょうか
またスローに展開するエピカルな⑦"Russia's On~"などのヘヴィさを求められる展開での裏声ハイトーンの非力さは如何ともし難いのですが、その辺も含め愛すべきジャーマンなのでしょう
そして⑧"Cheyeme(Where The~)"に於ける疾走感はそのジャーマンメタルの維持のようなモノを感じさせます
次作後に中心とも目されていたLee Tarot(G.)が脱退してしまい、その後はやや精彩のない作品を連発し一時活動停止に追い込まれますが、'02年の復活作"Dance With The Witches"は中々の会心作だったと記憶します
でもまぁ初期作品の中(1st~5th辺り迄)という事なら本作をオススメしたいですね
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