この曲を聴け!
Shotgun Justice / RAZOR
cri0841 ★★★ (2016-12-15 23:05:16)
1990年発表の6th。RAZORの最高傑作と言えば前作の『Violent Restitution』
だと思うが、ライブ盤を聴いてこのアルバムからの曲が素晴らしいと感じ、再度
聴き直してみた。今作からヴォーカルがボブ・レイドに交替している。
初代ヴォーカルのステース "シープドッグ" マクラーレンは良くも悪くもハチャメチャな
歌い方でw後任のボブ・レイドは随分マトモな人選だなと感じた。吐き捨て型だが、随分
コントロールされた歌い方をする。怒りの表現は見事だが、リズム感が抜群でw多分
スラッシュメタル畑では相当テクニック有る方かも。リズム隊も相当安定感あり、音楽
として上質になった。デイブ・カルロのギターの刻みは相変わらず鬼神懸かった凄まじい
ものだが、これだけ暴力的なサウンドでありながら、前作に比べ随分整合性がアップした
感あり。曲も『Miami』『Shotgun Justice』等は名曲。DARK ANGELはザラッとした
邪悪な雰囲気に暴虐のスピードって感じだけど、こちらはスピードは劣らずだが、どこか
健康的なw雰囲気がある。リフの輪郭がはっきりしたRAZORの方が個人的に好みかな。
間違いなく名盤だとは思うのだが、長年廃盤だったのと、スラッシュメタル衰退時の
1990年発表なので、マニア以外には未だに正統な評価を得られてないのでは?
現在はジャケ絵が若干格好良くなったリマスター盤が出回ってます。
それにしても『Shotgun Justice』とは格好良いアルバム名だ!ワタシのような後追い
スラッシャーは是非とも聴いてみて下さい!
→同意