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Vision / Vision
失恋船長 ★★★ (2016-05-19 12:07:58)
地味な内職感漂う3枚目のソロをリリースした翌年に早くもリリースしたのが、待望のバンド名儀によるアルバム。スウェーデンのゲイリーバーテン的なコニー・リンドウの歌声はやや大味な面もあるが、透明感があり、また歌メロのセンスは彼が持ち込んだものと推察され、その役割と効果は素晴らしく、今作では上手くない速弾きを押さえたマットソンのギターとの相性も良く、聴けば聴くほど、味わい深い一枚へと進歩していますね(逆MSGだなぁ)。それまでのネオクラスタイルを押さえ弾けるポップセンスと、かつての北欧ブランドを思わせるロマンティックなメロディと冷ややかさが絶妙なブレンド感覚を伴い北欧の夜空に麗しきオーロラを輝かせるロマネスクハードポップスタイルは、売れ線志向と言われようが曲中心のプレイと安定感の増した演奏は聞き手を魅了するに十分な仕上がりとなっているでしょう。往年のエイリアンやシルヴァーマウンテンの3rdあたりが好きな方ならグッとくること間違いなしの一品ですよ。
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