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A Parade of States / DEVLSY
Usher-to-the-ETHER ★★ (2015-12-07 23:07:54)
2013年発表の1st。
日本のMaa Productionsより発売。

多分偏見ですが…どうもリトアニアのブラックというと、SVARTTHRONやPERGALE辺りのバンドのせいか、どこか病的というか異常性を感じさせるものが多いという印象を勝手に抱いているんですが…この作品も、いわゆるポスト/シューゲイザー系のブラックに分類されるような作風ながら、印象に違わないサイコな雰囲気も持ち合わせているような感じがします。

あからさまにトレモロによるメロウさを強調したりすることは余りなく、心地良く歪んだギターリフの中、じわりと叙情性が広がるような雰囲気を持ち、刻みリフの多用や力強いリズム、しっかり太く聴こえるベースの音色など、若干ロック色も強め。ヴォーカルも近年のIhsahnを思わせる高音絶叫で、変に情けないクリーンを入れてカリスマブレイクしない辺りが良いですね。ただし、叙情一辺倒ではなく、時折見せる陰湿で病んだムードが、リトアニア産ブラックらしいなぁ…という気がします(偏見)。

叙情性と病的さのコントラストが魅力的で、プロダクションも含めた楽曲の質もなかなかなので、叙情系や精神病んでる系のブラックが好きであればお勧め出来る一枚。MORODHやVIDHARR辺りまでチェックしてて、尚且つそれらのバンドが好きであれば是非。

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