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Systematic Eradication / Untimely Demise
火薬バカ一代 ★★★ (2014-07-14 22:58:04)
カナダのトリオ・スラッシャーが、新たにサイドGを加えた4人編成となって'13年に発表した2ndフル・アルバム。
エド・レプカの手によるアートワーク(珍しくSFタッチ)に、グレン・ドローヴァーがバンドと共同でプロデュースを手掛け、更にほぼ全曲で鮮烈なGソロを炸裂させる等、今回もデビューから一貫して追及し続けている「チャック・シュルデナーが加入したMEGADETH」ライクなスラッシュ・メタル・サウンドにブレは見られません。これで上手く行ってんだから何を変える必要がある?との自信の声が聞こえて来るかのようですよ。全8曲で30分台と、ザックリまとめられたタイトな収録時間も前作同様。
敢えて変化を探すならば、ツインGがこれまで以上に煽情的なメロディを奏でるようになり、曲展開もドラマティックに整理された点でしょうかね。特に、ハッキリとした起承転結が持ち込まれた②や、押しと引きが活かされた⑤なんかは、従来にはなかったタイプの楽曲のような。また“A WARRIOR'S BLOOD”のタイトルに相応しい勇猛さを撒き散らしながら突進し、一転、インスト・パートでは美しく叙情的なGソロが奏でられる落差の大きな曲展開が劇的極まりない⑥は、本作の完成度の高さを物語る名曲。
順調に成長を重ね、もういつ日本デビューを飾ってもOKっすよ!と、(頼まれもしないのに)レコード会社にアピりたくなる1枚です。

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