この曲を聴け! 

Coverdale・page / COVERDALE・PAGE
はっちゃん ★★ (2012-10-23 21:47:20)
過度な期待はしてはいけませんね。

勿論よい作品なのですが、なんだか釈然としないものがあります。
ZEP解散後のペイジ先生をフォローしてきましたが、ソロ作もTHE FIRMも100%満足できる内容では
なかったし、この先はうまく資産を運用して悠々自適に余生をすごすんだろうなあ…
なんて思っていた矢先のCOVERDALE・PAGE結成のニュース。期待するなと言う方が無理です。

解散後は、そのZEP的方法論を意識的に封印してきたペイジ先生。ここにきてキラー・コンテンツ
とも言うべきペイジ節を炸裂させてきました。これをやっちゃうと後が無いと分かっていながら。
一聴すると確かにかっこいいし往時を彷彿とさせるものがある。が、なんだろうこの違和感。
ZEPを聴く時に感じられる4人のマジック、魔性が全くもって感じられないのには困惑しました。
違うメンツだから当然と言えば当然なんですが期待が大きすぎたんでしょうね。

先入観や過度な期待、比較論を抜きにして本作を評価するならば、非常によくできた作品です。
ブルース臭を嗅ぎ取った方もいらっしゃるようですが、僕はそれほどこの作品はブルージーでは
無いと思っています。それよりペイジ先生のレトロ・モダンなリフ・ワークと元祖の意地を
見せつけるギター・オーケストレーションが本作のポイントだと思います。
カヴァデールのファンには申し訳ないのですが、彼のヴォーカルについてはちょっと分不相応
なんじゃないの?といった感想以外何の印象もありません。

”スーパーグループは短命”の格言どおり、あっさり散ったカバペー。
いまやあまり語られなくなってしまいましたね。

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