この曲を聴け!
Fire of Unknown Origin / BLUE OYSTER CULT
はっちゃん ★★★ (2012-05-01 15:54:08)
確かに広義に考えるとポップと言えます。
しかし、歌詞を読んでみてください。こんなポップ・ソング世界中探してもありませんよ。
これがポップだというならジャーマンやメロスピの殆どがポップだといえます。
メロディ、コード進行ともに初期のBOCが持っていたものと何も変わっていません。
ポップの正体は過剰に前面に押し出された安っぽいシンセ・サウンド。
ハモンド系のオルガンなら印象はかなり違って聴こえるはず。
そして、とても名人とは言い難いベテラン、マーティン・バーチのプロデュース・ワーク。
アメリカ人だと思ってなめとんのか?この人は。
僕はポップではなくキャッチーと解釈しています。
もともとBOCは分かりやすいメロディを書くバンドです。初期に顕著なアグレッシヴな演奏の
上に乗っかるのは極めて分かりやすいメロディだったりします。
これをソフトなサウンドに置き換えるとアラ不思議。本作のような仕上がりになるのでは?
リフがあるのとないのとではHRとしては聴感上かなり差異がありますが。
(すみません。ネガティヴ部屋のドアを開いてしまいました。)
とは言うものの、このアルバム印象的な佳曲が揃っていて実に聴きやすいので初心者におすすめ。
ここから遡ってBOCの本質に辿りつくような聴き方も楽しそうですね。
→同意