この曲を聴け!
4 (Four) / FAIR WARNING
メタラァ ★★ (2005-03-04 15:19:00)
いやぁ、参りました。なにせ一番最後に聴いた彼らのアルバムが、しかも4作品の中で最も票の少ないこのアルバムが一番好きなものになるなんて。(笑)
まぁ、楽曲の充実度はどの作品も非常に高く、本作も特別抜きん出ているわけではないかも知れません。事実、このアルバムが大好きな俺でさえ「FAIR WARNINGの代表曲は?」と問われれば「ANGEL OF HEAVEN!!」とか「BURNING HEART!!」って答えそうです。でも、なんかアルバム通して聴くと一番バランスが良い気がするんですよね、これ。
1stは楽曲の充実度では素晴らしいものの多少青臭さも感じてしまいました。
2ndでは若干ハード・ロック色が薄らいでしまいました。(あれはあれで良いとも思います)
3rdは殆どが名曲ですが、殆どがバラードでした。(笑)
で、本作。ハード・ロック色もしっかりしているしバラードの配置も良い塩梅。爽やかさと哀愁も良いバランス。
ドラマーのC.C.は『I Fight』以外には参加してないけど、言われないとわからないくらい、いや、言われても「えっ!?違うの!?」ってくらい、それまでのドラミングと変わらないですね。(笑)全部C.C.が叩いてるみたいです。
あと、アンディの参加があまり目立たないのは残念だけど、ヘルゲのソロもスカイ・ギターの素晴らしい音色が聴けるんで、しかもフレーズのセンスも良いんで文句言えないんです。「アンディだったらどう弾いたろう?」って思うこともありますけどね。
今回、新味と言えるのはラストを飾る『For The Young』のケルティックな雰囲気でしょう。このドラマティックな雰囲気でアルバムが終わり、そして彼らの歴史が終わってしまったわけです。残念ですが、「最後に相応しい曲」と言ってあげたいです。
そんなわけで、一番票の少ない本作ですが、俺は一番好きなアルバムです。是非聴いて頂きたいです!
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