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Images and Words / DREAM THEATER
vip侍 ★★ (2007-03-18 12:02:00)
メタルとプログレ。全く別物と扱われている音楽を融合させたバンドはそう多くない。
Rush、Watchtower、Cynic…Dream Theater。みなさん知ってる方も多いだろう。
プログレは70年代後半からパンクが台頭しはじめ、次第に衰えていき、メタルは86~90年でネタ切れし始めた。
そんな中で登場したアルバムがDream Theaterの2ndアルバム「Image and Words」
収録は約3年間かかった。(メンバーはそこで実力つけたとか)収録曲は8曲だが1~8曲まで全く捨て曲がない。
少なくとも私はそう感じた。かくいう私のmp3プレイヤーにも全曲が入っている。
最初はやっぱり歌モノの2、Another Dayが気に入るが時間が経つにつれ5、Metropolis-Part1や8、Learning To Live
が気に入っていき、そのうち全てがすごいと思えてくる。
話は変わるがこのDream Theaterかなりテクニカルである。コピー難易度なんて洒落にならないものがある。
ではなぜそれほどテクニカルなのに嫌味ったらしくないのか。
それはやはりケヴィン・ムーア(Key)の生みだすメロディーとジェイムス・ラブリエ(Vo)の歌唱力だろう。
特にジェイムス・ラブリエのハイトーン。Another DayではhiG、Learning To LiveではhiFの高さまで出ており、
並のヴォーカルじゃあ出せない域まで出ている。最近では無理に高音を出さないが、基礎が出来上がったおかげか
高音をライブでも出せるようになっている。
このバンドをコピーするにあたっては楽器面でもいろいろ苦労するだろうがヴォーカル面でも苦労するだろう。
ジャズやフュージョンもコピーするのは難しいがこちらの難易度もかなりのものだ。
Dream Theaterのサイドプロジェクト、Liquid Tension Experimentのコピーとなると話は変わってくるが…
上のレビューでこれはプログレじゃありませんというレビューがあったが私の心境は複雑だ。
確かに70年代初頭と筆頭としたUKロックのスタイルがプログレなのかもしれない。
かの大槻ケンジも「あまり最近のプログレバンドと呼ばれているバンドをプログレと認めたくない」というコメントを出していた。
だが昔のプログレッシブロック好きの方には不服かもしれませんが
私の見解ではPink FloydやGenesisよりプログレしており、さらに実力ではKing CrimsonやYesなどよりもテクニカルだ。
私はプログレ好きだからこそDream Theaterをプログレと認めたい。