この曲を聴け! 

SOUND HORIZON
Usher-to-the-ETHER ★★ (2006-10-16 07:51:00)
オリコン雑誌見たんですが、新譜「少年は剣を…」が10位以内にランクインしてました。
何気に売れてるんですね…カラオケにも1st、2ndは殆ど入ってましたし。

…SH名義ではないので、ここに登録するのはまずいかもしれないので、
私的「霧の向こうに繋がる世界(REVO&霜月はるか)」レビュー…っていうか感想。
『Weiß ~幻想への誘い~』★★★
個人的には、最もコラボレーションの意義があったと思う曲。
曲調的には霜月さんのソロや彼女のプロジェクト「MAPLE LEAF」と同じく、
ZABADAK系の民族っぽい素朴な曲調ですが、アレンジにSHならではの
派手なオーケストレーションが用いられていて、両者の個性がぶつかりあい
昇華されているように思います。歌もこの路線が一番しっくりきますね。
っていうかこの路線で彼女の声に勝てるヴォーカルは少ないと思う。
『Schwarz ~そして少女は森の中~』★★
これも1曲目同様、ミディアムテンポで展開していく曲。
1曲目と比べると、民族的な素朴さが薄まり、幻想性を増した世界観で聴き手を
CDの世界観のより深い部分に取り込んでいく感じ。ただこの二人が作った割には
歌メロがちょっと薄い気もするので★2つ。アレンジはなかなかですけどね。
『Schwarzweiß ~霧の向こうに繋がる世界~』★★
タイトルトラックだから、これが製作陣的にはイチオシなのかな?
ゲーム主題歌だからなのか、アップテンポでキャッチー。SHのメタル路線とも
通じる曲調です。ただメロは良いけど、霜月さんの歌が少し力みすぎで、メタルな
曲に声を乗せるのに不慣れな感じを受け、あまり彼女の声質の柔らかさを
生かしたものになっていない感じなのが惜しいです。しかしこの曲の間奏…
軽くプログレ入ってる気がするんですが。かなりかっこいいので必聴です!!
【総評】
良いコンポーザーと良いヴォーカリストのコラボだけあって、なかなかの作品に
仕上がっていると思いますが、全体として個性がぶつかり合っているかというと
ちょっと首を傾げる部分も。正直お互いに道を譲り合ってる印象も受けるんですよね。
また色々なレビューでも既に指摘されている通り、コンセプトシングルっぽいのに
1、2曲目と3曲目では歌詞も曲もかなり温度差があるのも勿体無いです。
とは言っても、上の曲ごとの感想でも言った通り、1曲目は二つの個性がちゃんと
昇華されているように思いますし、3曲目の間奏なんかが象徴的ですがアレンジも
しっかり練られているので、両者どちらかのファンなら買って損は無いかと。
私もなんだかんだ言って結構リピート回数は多いです(笑)。

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