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LAZY
JENESIS ★★ (2003-01-28 23:53:00)
LOUDNESSの原型となる、'70年代後半に登場したロック・バンドである。
当時、未だ高校生であった高崎晃と樋口宗孝を中心に結成され、主にDEEP PURPLEのコピー・バンドとして関西地方を中心に活動を開始した。
バンド名は、言うまでも無くPURPLEの曲である「LAZY(MACHINE HEAD収録)」から付けられたものである。
'77年、TV公開番組に出演し、「BURN」を演奏したことがきっかけとなり、遂に念願のデビューを果たすこととなった。
しかし、当初の彼らのスタイルはアイドル色の強いサウンドであり、この形式にはメンバー全員が戸惑った。全員が同じ衣装を着用、ステップを踏みながら演奏するという当時としては異色な演出であった。現在でいえば「ZONE」のようなグループを想起してもらえればよい。
そんな彼らのサウンドがハードなヘヴィ・メタルのサウンドに転身したのは紛れも無い、'80年発表のアルバム「宇宙船地球号」である。NWOBHMの影響もあったのか、一転してヘヴィネスかつアグレッシヴなサウンドとなった。この時から高崎晃の実力も発揮されだした。この時点ではLOUDNESSにかなり近いサウンドになっている。
この後、バンド内で音楽性を巡る数々の衝突が起こり、LAZYは解散。そして高崎と樋口が翌年、より強力なロック・バンド「LOUDNESS」を結成し、日本人初の全世界デビューを果たし偉大な功績を収めたのはご存知のとおりである。
月日は流れ、それから約17年後、'98年に再結成し、現在でも活動中である。現在の彼らはより重低音を重視したダークな音響が特徴となっている。

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