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BLACK SABBATH
0フレット ★★ (2007-02-25 02:31:00)
Spotlight Kid さん こん**は。
私が確認した範囲では「ギブソン」のシグネイチャーモデルを使用してますね。
90年代後半からほとんどこのモデルのようです。
残念ながら店頭で見た事がないので、十字架マーカー以外どの程度通常のSGと違うのかは分かりません。
デビュー当時は通常のSGで、ピックアップのみ加工した物を使っていました。
しかし、指先が無いハンデを補う為アイオミなりの工夫をする必要があった
のですね。 現在ほど弦も発達していなかったので、少しでも「柔らかい」
ものをと「バンジョー」の弦を使用していた時期もありました。
そして、70年代中盤には今では当たり前の「24フレットやロックナット」
等、取り組んでいたのですが、どのギターメーカーも取り合ってくれなかった
そうです。
そこで、カスタムメイドを手がけていた「ジョン・バーチ」氏と共同開発し
たのが、「ジョン・バーチ1号機」です。
観たところ、ボディは従来のSGを加工(テールピースの穴埋め跡とか、Gトッ
プのジャックとか残っています)、ネックから先を作り直して差し込んだ
ものです。 当然ピックアップも特殊なオリジナル仕様です。
BLAKボディにメッキ加工したピックガード、そして十字架のポジションマー
ク、ホントカッコいいギターですね。
この1号機はたぶん、「テクニカルエクスタシー」から使用されているので
はないでしょうか。 アルバムの音も少し従来よりも固めでエッジの効いた
音に変わっています。
そして、名盤「ヘヴン・アンド・へル」もこの1号機の音です。

また、これを進化させた「2号機」もありますが、あまり使用頻度は高く
無かったようです。
そして、80年代後半からバーチ氏の弟子の「ジョン・ディギンス」氏の手に
よる「3号機」を中心に使用しています。
ボディを少し「焦がした」ようなやつですね、ピックアップも再開発され
ブリッジもそれまでの「バダス」タイプから、少し特殊なタイプに変わって
います。 アイオミ自身はかなり気に入っていたようです。
少なくとも「ヘッドレス・クロス」以降暫くはこのギターによるサウンド
です。
で、1998年の「リユニオン」で使用している「ギブソン」のアイオミモデル
へと繋がるわけです。
上記で書いた通り、初期からSGを使っていた訳ですから、70年代に「24フ
レット」を断られたギターメーカーに「ギブソン」も入っているかもしれま
せん。 となると、今更「アイオミモデル」も皮肉なもんです。

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