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Amfetamin / SKITLIV
Usher-to-the-ETHER ★ (2008-04-10 23:59:00)
2008年発表のEP。
おそらくデビュー作なのに、スタジオ2曲、ライブ6曲という変わった構成の作品。
ex=MAYHEMのManiacの新しいプロジェクトという事ですが、意外にも音楽性はブラックではなく、ドローン/ノイズ/ドゥームでKHANATE辺りに近い感じでしょうか。1曲目の終わり際の捻じ切るようなギターの音、KHANATEでも似たようなのを聴いた覚えが…。KHANATEほど音響面に特化してなくて、曲も短い分聴きやすいといえるかも。
スタジオテイクの2曲は、1曲目はドラムレスで不安を煽るようなクリーントーンやAttilaの「異世界的」ヴォーカルが入ってたり、2曲目はグズグズに歪んだギターとヘヴィリフで押したりといった違いはありますが、基本的にはManiacの絶叫声とノイズを引き摺るようなギターで聞かせるという路線には変わりがないですね。Maniacのヴォーカルはスタイル的にはMAYHEMの2ndの絶叫パートと3rdのうめき気味の声を混ぜた感じ。やっぱりこの人の声、歪み方に独特の粘着性や獰猛さ、陰湿さみたいなものが感じられて大好きです。
ライブテイクは、スタジオの2曲も演奏してるしスタイルは基本的には一緒なんですが、5曲目や7曲目のような、最近のEARTHにも通じるようなブルージーな絶望感を演出する曲も演っていて、意外と一本調子のライブにはなってない感じ。Maniacのヴォーカルはライブでは何故か麻薬中毒者系のダウナーなディストーションヴォイスに。…正直言ってスタジオテイクの絶叫の方が好みですが、こっちも悪くはないです。
…でも、私はこれ1stフルだと思って買ったので、ちょっと物足りない(笑)。70分くらいノイジーな陵遅リフの中でManiacが憎しみを囁いてくれるようなものを期待していて、EPというのは買ってから知ったので…とはいえ、後悔は全然してませんが。
しかし、インナーの髪を金に染めて逆立ててるのがManiacでしょうか…声は今もかっこいいけど、正直見た目は昔の方が良かったかも…なんか太った気がするし…
→同意