この曲を聴け!
Ad Majorem Sathanas Gloriam / GORGOROTH
Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-08-17 12:19:00)
2006年発表の7thアルバム。
タイトルはラテン語で「更なる偉大なサタンの栄光へ」で良いのかな…?
GORGOROTHって、他のレビューとかから察するに、アルバム毎に結構音楽性が違いながらもブラックメタル以外の何物でもない音を出してきたバンドだと思うんですが、今回の作風は珍しく前作の延長線上。とは言っても、曲のバリエーションやアルバム展開のメリハリ、印象に残るメロディの多さなどの諸要素は全作よりも上だと思います。
これによってブラックとして結構聴きやすく仕上がっていると思うので、トゥルーブラックが好きなら満足するかと。ただ、相変わらずアルバムの長さは約30分と短かめですが。Gaahlのヴォーカルは、喚き系ながら非常に悪意の篭もった声でかなりかっこいい。
また、今回はFrostがセッションドラムとして参加していますが、これによってもアルバムのクオリティが底上げされていると思います。Frostのドラムって、フレーズのかっこよさや速さだけでなく音自体も結構独特ですよね。バキバキとしばき倒すような感じ。ただ音量が前作より僅かに下がっているのは唯一不満。まあ、上げて聴けばいいんですけど。
それと、このアルバムはノルウェー本国のチャートで結構な順位(22位だったかな?)を記録したとか。アルバム自体の完成度もあるんでしょうけど、ノルウェー人マニアック過ぎです(笑)
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