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Hameln / キリト
Usher-to-the-ETHER ★★ (2005-09-03 17:29:00)
PIERROTのヴォーカリストであるキリトさんのソロ1stアルバム。
雑誌などの発言をまとめると、「PIERROTに喧嘩を売る作品」だそうです。
その言葉通り、アルバムのバランスで言ったら歌メロの叙情性を重視した曲に重きを置いた
構成になっているとは言え、今までPIERROTで演ってきたものとそう変わらない音楽性です。
もちろん一回聴いただけでは「変」と思うのに、意外に口ずさみやすかったりするメロディや
わざと可愛く(?)馬鹿にしたような歌ったり、喉を絞って勢いをつける、好みの分かれる原因に
なっていると思われる「キリト唱法」もより癖を前面に出しているおまけ付きで健在です。
ただ、唯一の不満はギターサウンド。
「PIERROTに喧嘩を売る」と言う位だから、PIERROTなんぞ及びもつかないヘヴィネスや
変態リフなどを身に付けてくるかと思いきや…PIERROTよりも音圧が控えめでした。
インタビューによると、ギターサウンドには相当のこだわりがあるようですが、
個人的にはその「こだわり」があまり伝わらなかったです。曲は良いんですけどね…

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