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Evil Is Forever / ASTRAL DOORS
メタラァ ★★ (2005-02-17 17:02:00)
前作はまだ聴いてないけど(タイトル曲『CLOUDBREAKER』はしっかり聴いた)、前作と同路線だろうと想像するのは難しくないですね。(笑)頑なに"古典的HR/HM"の現代版的なサウンドです。
まずは、このバンドを耳にする人にとって最も気になる(笑)ニルス・パトリック・ヨハンソンの歌唱ですが、当然素晴らしい、というか凄いです!!変わらずディオ・タイプの力強い、聴く人によっては暑苦しい歌唱がそこに存在しないはずもなく、非常に主張の強い存在感はまさしく"類稀なる逸材"!!前作ではどうなのか知らないけど、本作ではたまに"引き"の歌唱も披露してます。WUTHERING HEIGHTSでの"押し"と"引き"の声の使い分け程目立ってはいませんが。
楽曲は先述の通りで、スロー~ミドル~アップ・テンポを絡めて、時にはアコースティックなパートも盛り込み、オルガンが彩りを添え(オルガン奏者のクレジットが『キーボード』じゃなくて『オルガン』ってなってるのが良いね!)、ツイン・リードも的確に(⑨FROM THE CRADLE TO THE GRAVEではTHIN LIZZY風)決め、起伏のあるアルバム運びで飽きさせない。(メロスピ系が主食のメタラーには「疾走感が足らん!!」とか言われるかも)どの曲もレベルは高く、特に疾走チューン⑩THE FLAMEは本作のキラー・チューンだと言いたい。それを聴くだけでもカッコいいリフにヨハンソンの絶唱に乗って奏でられるフックがありつつも全く甘くないメロディを持つこの曲は絶品!!
まぁホントはね、ここまでヨハンソンが際立つと他のメンバーにも"超絶"を望んじゃうんだけど、みんな良い仕事してますからね、実際に。このバンドにはリッチー・ブラックモアはいないしジョン・ロードもいない。イアン・ペイスもいませんよ。(ファミリーは違うけど)ギーザー・バトラーもいません。だけど、みんなカッコいいプレイしてます。そこは、リスナーの我々は黙っていようじゃありませんか。(笑)作曲にも大きく携わっているドラマー、この人のドラミング、かなり好きなタイプだし!
後は遅めの曲でも"圧倒的な名曲"を書いてくれれば万々歳ですね!!(勿論最強の疾走チューンもまだまだ書いてもらうわ!)
「ナヨナヨしたヴォーカルなんて聴いてられっか!!もっとこう、力強い、曲もヴォーカルも演奏も力強いサウンドを聴きたいんじゃぁ!!」っていう男気溢れるメタラー(老若男女問わず!!)は是非!!

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