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United States Of Erika (失恋船長)
Deaf, Dumb & Blonde (失恋船長)


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United States Of Erika

なんか凄いアルバムタイトルですよね。そしてアンチェイジングのしすぎで、ちょっと怖い顔になっているのですが、高嶋ちさ子とかも怖いでしょ。カッパの親分さんみたいなんで、敬遠したくなるのですが、無料で聴ける環境なので簡単に手を出せます。
本日のオススメという事でしたが、エリカ嬢が北欧メロディックスタイルとハードなサウンドをハイブリッドさせた歌モノロックで大勝負。オーセンティックさと、現代的なテクノロジーを活かしたサウンドは、彼女の歌声とメロセンスを活かした独特の世界観を構築。

思わずエリカ様と、顔面を踏みつけられたくなるのですが、ダークでメランコリックなサウンドは高圧的で支配的な響きを持っており、聴き手をひれ伏すだけの迫力がある。あの顔を頭に浮かべると余計にそうなるのだが、やはり歌メロの持っていき方が彼女らしい。衰えを円熟味に変え、バラードなどでは、シットリと迫ってくれる。

テクノロジーの恩恵と発達を享受したサウンドは、ジャンルや時代を超越する魅力がある。

失恋船長 ★★★ (2024-11-19 02:03:09)


Deaf, Dumb & Blonde

しばらく音沙汰のなかったインギーの最初の奥さんとして有名なエリカが、久しぶりにリリースした復帰アルバム。デビュー作こそ北欧風味満点のハードポップだったが、作品前にワールドワイドなポップロック路線へと舵を切り音楽性の幅を広げていた彼女、今作ではどのようなスタイルへと展開していると思ったら、過去一番のロック色の強いスタイルへと進んでいます。
その方向性は参加メンバー&ソングライティングチームによるところも大きいのでしょうが(イェスパー・ストロムブラード、リーフ・エドリング、トミー・デナンダーなど)主役たるエリカも衰え知らずのクリアーな歌声を響かせ、北欧風味満点のハード&へヴィなロックサウンドと真っ向から対峙しているのが最大の聴きどころだ。
歌モノ路線でも十分に歯ごたえもあるし、メロディもフックがあり魅力的である。そういう意味では、軟弱なイメージを与えがちの歌モノ路線の中で、大きな楔となるハードテイストも絶妙な配分で展開させている、制作陣の采配勝ちと言えるだろう。

失恋船長 ★★★ (2019-03-31 13:14:23)