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Incinerate / Poison Awaits (ハルディン)
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Diving Into Darkness

4th。ゴシックへの傾倒が見られるのは前作「Give Me Light」と同じだが、エレクトロニクスのさらなる導入やより徹底した暗いムード、若干控えめだったメランコリックなGフレーズの増加など前作で実現しかかっていたゴス要素をぐっと煮詰めていった結果、まるでヘヴィメタル成分が大増量したPARADISE LOSTの「One Second」のような趣の陰鬱ダーク・メタルが全編に渡って炸裂。ますますメロデスからは遠ざかっているが、このゴス路線のほうがバンドのイメージに合っていると思う。

機械的なヘヴィネスを利かせるバッキングや歪んだ濁声と感情を抑えたニヒリスティックな普通声を使うステファンのVoの冷やかな感触、倦怠感を誘うアルペジオのフレージングと徹底振りは前作とは比にならないほど強烈で、重く圧し掛かるような絶望感に沈んでしまいそう。

ハルディン ★★ (2015-04-11 22:56:10)


Incinerate / Poison Awaits
近未来的なシンセサイザーのメロディがリードしていくノリノリ・ゴシック曲。ダークさよりもクールでアンニュイな雰囲気を強調した滑らかなメロディが印象的。

ハルディン ★★★ (2015-01-25 00:24:10)


King in the Sun / Poison Awaits
エレポップ的な装いで軽快にドライヴする哀愁ノリノリ・ナンバー。淡々とクール目に歌うVoが渋くカッコいい。

ハルディン ★★★ (2014-08-07 22:41:46)


All Is Vanity / Poison Awaits
感情を押し殺した鬱屈な呟きと渦巻くヘヴィネスによるヴァース/ブリッジの溜め~軽い倦怠を誘うメロウなアップテンポのコーラスに移行する流れがなぜか癖になる曲。

ハルディン ★★ (2014-08-07 22:37:29)


Give Me Light

ジャケが素敵な4th。アグレッションやGメロ共に抑え目で以前よりもメロデス度が薄まってPARADISE LOST型ゴシック・メタルへと接近した印象の強いアルバム。エレクトロを導入した2や沈鬱ムード全開の4などといった良曲ありだが、所々ゴシックに振り切れていない所もあってやや不完全燃焼気味。悪くはないのだがダークなゴシックとしてならばこれ以降のアルバムの方が完成度は高いかと。

ハルディン (2014-08-07 22:33:48)


Poison Awaits / Poison Awaits
淡々としながらも低音Voの醸す艶気に魅了される、アルバム随一の体感的な勢いのよさが光るキラーナンバー。

ハルディン ★★★ (2014-07-24 23:55:03)


Roads / Poison Awaits
DEPECHE MODE的なイントロダクションから分厚いGリフと共に繰り出すパワフルでリズミックな躍動感が耳を惹くOPトラック。メロディもなかなかキャッチーさがあってつかみはいい感じ。

ハルディン ★★★ (2014-07-22 21:03:00)


Poison Awaits

2010年リリース。中心人物のステファン・ヘルトリッヒが脱退したのをきっかけに一時期解散していたが、ほどなくして再結成し5年ぶりとなる復活作。新Voは以前の作品でドラムやバッキングVoをしていた人物だが、荒く歪んだダミ声の頻度の少なさ以外はステファンと似たタイプの歌唱なのでさほど違和感はなし。

以前はもっと鬱気剥き出しのダークメタルだったが今回は一転してマイルドな艶気と共に軽快なノリのメランコリック・ゴシックメタルのようなメロウさが強まり、さらにエレクトロニクスのアレンジが冴え渡っているのも相まって妖艶な退廃感が増強。陰鬱さや攻撃性がいくぶん後退していて解散前とは印象が違っているものの、One Secondの頃のPARADISE LOSTとかあるいはSENTENCEDやHIMなどのフィンランド産ゴシック好きならば結構イケるかも。

ハルディン ★★ (2014-07-22 20:57:18)


Diving Into Darkness

なんとなく、どたばたしていたスペルクラフトの頃よりも都会的な雰囲気になった気がします。
メロディーも覚えやすく、デスヴォイスもはまってて、良い感じ。
かなり好きです。

インコマン ★★ (2008-02-09 10:14:00)


Diving Into Darkness


冷たいメロディに絶望的なボーカルが乗って絶望的な音楽世界を描き出しています。
このバンドはSENTENCEDとはよく比較される気もするけど、暗さと絶望の質がSENTENCEDとだいぶ違う気がします。
このアルバムの曲の暗さは、なんというか、もっと都会的・現代的な雰囲気です。
哀愁というよりかは、とにかく絶望・暗黒というのがこのアルバムの作風。
暗澹とした絶望に飲み込まれるような音楽だけど、メロディの美しさと曲のヘヴィさにいつも聞き入ってしまう・・・日本盤でないのがほんとに残念です。

メタルねこ ★★ (2005-07-16 00:45:00)


Diving Into Darkness

ほんと、暗闇に飲み込まれるね。暗く悲しく絶望的なんだけれどもHM的なアグレッシブさやへヴィさも失っていない。
全盛期のPARASDISE LOSTを思わせるが、独自の暗黒なメロディや効果音を使っているところも評価できる。
中でも①や⑤なんかは名曲だと思う。SENTENSEDが評価されている中、このバンドが国内発売もないなんて不当である。
DARKSEED最高傑作。飲み込まれろ!

5150 ★★ (2005-06-18 23:30:00)


Diving Into Darkness

暗黒の音楽。
完成度は高いけど歌声はあまり好きじゃない。

中曽根栄作 ★★ (2005-05-22 11:08:00)


Diving Into Darkness

絶望音楽世界に飲み込まれる感覚を味わった。名盤。

お宝発見隊長 ★★ (2005-04-12 18:30:00)


Diving Into Darkness

ドイツ出身のバンドで、SENTENCED等と並ぶ、メランコリックへヴィロックバンドの代表格。
前作【SPELLCLAFT】ではIN FLAMESやDARK TRANQUILITY等に並ぶストレートなメロディックデスメタル的なアプローチをとっていたが、本作では大胆にテクノロジーを導入し、新たな次元を切り開くことに成功している。
デスヴォイスも殆んど聴かれなくなってしまったが、そのあまりに絶望的なメロディが聴く度に心を締め付けて止まない。
しかもそれが物凄く美しいからもう何も言うことはありません。
ラウドというフォーマットばかりが、ネガティヴな要素を表現するアプローチではないということを学んだ作品でもある。
PARADISE LOSTやSENTENCEDなんかが好きな人には是非とも聴いていただきたいです。

earache1979 ★★ (2003-08-08 23:46:00)