1988年にアメリカ、ニューヨーク州バッファローで結成されたデスメタルバンド。
バンドリーダーはBassのAlex Websterで、デスメタルシーンを代表するベーシストとしても名高い。
ニューヨークを中心活動を行っていたが、後にフロリダ州タンパへ活動の場を移す。Suffocation、Malevolent Creationらと共にニューヨークを中心に活動を行い、Death、Morbid Angel、Obituary、Deicideらフロリダ勢と共に、1990年代初頭のアメリカデスメタルシーンの創生期を支え、世界中のデスメタルバンドに影響を与えた。
また彼らがレコーディングに使用したフロリダ州タンパのモリサウンドとそこを拠点に活躍していたプロデューサーのScott Burnsが作り出すサウンドは世界中のデスメタルバンドの憧れになり、世界中から次々とデスメタルバンドがレコーディングに訪れるようになった。
どこまでもデスメタル的な音楽を貫き通す音楽性、Chris Barnes(Vo,1988–1995)の非人間的なデスヴォイスは多くのファンを虜にした。現在は後任のGeorge "Corpsegrinder" Fisherがボーカルを務めている。
グロテスクなジャケットも人気の一つ。中には発売禁止になったアルバムもある。そのため、アメリカでは彼等のCDの多くは検閲バージョン(グロテスクさ控えめ)と検閲無しバージョン(正式なジャケット)の2種類が有る。北米市場では検閲バージョンの流通が主流だが、国内盤のジャケットは検閲無しバージョンが基本的に採択されてきた。ただし、2004年発売の『The Wretched Spawn』は検閲バージョンが採用された。
また、Cannibal Corpseは、Jim Carrey主演の映画『Ace Ventura: Pet Detective』(1994年公開)にカメオ出演している。
レコード総売上は現役デスメタルバンドとしては世界最高を誇り、2015年までに200万枚以上のセールスを記録している。
Current Member
George "Corpsegrinder" Fisher – lead vocals (1995–present)
Rob Barrett – guitars (1993–1997, 2005–present)
Pat O'Brien – guitars (1997–present)
Alex Webster – bass (1988–present)
Paul Mazurkiewicz – drums, percussion (1988–present)