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Radio Tokyo / Heart of the Young (火薬バカ一代)
Heart of the Young (火薬バカ一代)
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Radio Tokyo / Heart of the Young
珍曲好きとしてはタイトルだけで興味をそそられますが、
単なるネタ曲に終わらせず、哀愁のメロディとキャッチーな
コーラス・ワークに彩られたアルバム・ハイライト級の
名曲に仕上げてくるバンドのセンスには感心させられますよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-01-27 23:45:41)


Heart of the Young

'19年に快作『FIGHTER』を引っ提げてデビューを飾るも、コロナ禍以降は音信が途絶えていたスイス出身の5人組FIGHTER V。1stアルバムもいつの間にか入手困難になっちゃってるし、もう解散したのかもな…とか思っていた彼らが5年のブランクを経て、'24年に復活の2ndアルバムを発表してくれました。そしてこれが期待を裏切らない出来栄えなのだから嬉しいじゃないですか。
沈黙期間中にシンガーの座にメンバー・チェンジが発生しているものの、声質がちょいとジェフ・スコット・ソートを思わすこの新Voが前任者以上の実力派なのでマイナス要素には当たらず。エネルギッシュな疾走ナンバーあり、ライブ映えしそうなクラシック・ロック・チューンあり、サックスを効果的に用いた哀愁のメロハーあり…と、北欧メタルに通じる透明感と哀感はキープしつつ、前作以上にバラエティ豊かな楽曲が集う本編を柔軟に歌いこなしていて、声質だけでなく器用さもジェフに通じるものを感じる逸材ですよ。
JOURNEYだったりWHITESNAKEだったりRAINBOWだったりと、時折元ネタがスケスケになる瞬間もあったりしますが、個々の楽曲がしっかり魅力的に仕上げられているので「本当に80年代メタルが好きなんですねえ」と微笑ましく受け止められるというもの。何より“RADIO TOKYO”なるタイトルからして気になる⑬みたいな楽曲を、作りっぱなしにも色物扱いにもせず、ちゃんとアルバムのハイライトとして機能するクオリティにまで磨き上げるバンドのセンスと手腕にも感心しきりです。
今後は順調に活動できるよう、応援せずにはいられない力作ではないでしょうか。

火薬バカ一代 ★★★ (2024-12-29 01:03:31)


Fighter / Fighter
アルバム表題曲にしてバンドのテーマ曲。PVを作成していることからも
バンド側のこの曲に対する注力ぶりが伺えるのではないでしょう。
実際、合唱を誘われるキャッチーさと憂いを帯びたメロディの魅力が
組み合わさった見事な逸曲に仕上がっていますよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2024-11-07 23:48:53)


Fighter

スイス出身の5人組が、プロデューサーにH.E.A.T.のヨナ・ティーを起用してレコーディングを行い’19年に発表した1stアルバム。(前身のHAIRDRYER時代に既にアルバムを制作しているので、正確にはバンド名を改めての出直しデビュー作というべき1枚なのかな)
バンド名がFIGHTER Vで、アルバム・タイトルはシンプルに『FIGHTER』。これだけだとデモテープとシングルのみを残して消えたNWOBHMのオブスキュア・バンドの発掘音源集みたいですが、彼らの結成時期は’10年と結構最近ですし、プロデューサーの人選からも明らかな通り、出している音にも無骨さは皆無。煌びやかなKeyと分厚いVoハーモニー、思わず合唱を誘われるキャッチーなコーラス・ワークといった80年代的要素をふんだんに取り入れたメロディアスHRアルバムに仕上がっています。
元気よくかっ飛ばす疾走ナンバーから、明るく跳ねるロックンロールまで収録曲のバラエティは多岐にわたりますが(ヨナ・ティーがH.E.A.T.用に準備した楽曲だったという⑦も収録)、いずれにおいても北欧メタルに通じる透明感を湛えた哀愁のメロディ作りの上手さが際立っており、特にグッと胸に差し込むメロディの泣きと、ライブ映えする曲調を共存させたアルバム表題曲④、抜群に上手いわけではないものの愁いを感じさせる声質のVoの歌唱が映える、爽やかさを振りまきながら駆け抜けていくハードポップ⑥は、FIGHTERというバンドの魅力が的確に捉えられた本編のハイライト・チューンですよ。
先頃、5年のブランクを経てリリースされた2nd『HEART OF THE YOUNG』も是非チェックせねば!という気にさせられる力作です。

火薬バカ一代 ★★★ (2024-11-06 23:47:50)