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Along The Axis (失恋船長)


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Along The Axis

黒人でストラトキャスターを弾くと言うことで、見た目は完全にジミヘンに影響を受けたアーティスト扱いされましたが、音楽性は勿論だがプレイスタイルが異なるモノであり、彼はもっとモダンなギタリストだった。バンドの顔であり、マイケル・ボルトン風の歌声と躍動するポップサウンドとの相性は抜群、彼のエモーショナルな歌声を活かしたサウンドを構築している。

1985年がオリジナルのリリース。国内盤も出ており、注目されていなかった訳ではないのだが、日本国内での知名度は低い。時代背景&勝負の3枚目と言うことで、オシャレ度はかなり高い作風だが、歌の上手さと、練り込まれたアレンジ。何より売れてやるぞと言う気迫が軽めのサウンドの中でもヒシヒシと感じられ、つまらない有名J-POPバンドを聴き漁り知った風な大口を叩く時間があるのならば、ホンモノの音楽を知って欲しいと思いますね。

これぞブルースから発展したロックの典型例。そこに洗練度を名一杯上げ商業ベースに乗せてきたサウンドは、売れ線スタイルながら明確な意思を感じられ自肩の強さが発揮されている。AOR系のハードポップソングが好きな人ならば女性シンガーのエヴァ・チェリーとデュエットした⑤など、大いに楽しめるでしょう。

腰にくるグルーブにホンモノの血を感じますね。この音楽のルーツたるブラックコンテンポラリーからの影響を強く感じます。時代だなぁ。白人志向ねぇ。なんか今の感覚で聴くとそういう時代が明白にあった事を思い出しますね。

ポップでオシャレ、チョイハード、そしてホンモノ志向な商業ベースサウンド。そういうキーワードに懐かしさを覚えるマニアにはチョイと知って欲しいバンドです。

失恋船長 ★★★ (2024-10-26 16:47:28)