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CRYSTAL VIPER
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The Cult
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イントロの流れを引き継ぐモノ悲しいイントロ
マイナー調のメロディは悲しみを讃え一気に弾けます
パワフルかつメロディアスなクリスタルヴァイパーサウンドの幕開け
心して聴かないと吹っ飛ばされるような勢いをまとっている
失恋船長
★★★
(2022-01-08 18:31:08)
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The Cult
ポーランドが世界に誇れるガチンコ正統派HM/HRの勇者、マルタ・ガブリエル率いるバンドの最新作。衰え知らずにパワーヴォイスを主軸に、ドラマ性豊かなパワフルサウンドを披露。
純度100%のガチンコメタルのカッコよさに唸らされます。なにか特別な隠し味や必殺技はなくとも重厚なスタイルと、華やかさのある音楽性に陰りはなく、往年の大スター、フリッツ・フォン・エリックのような鉄のツメサウンドで魅了する。
地味系なんだけど一撃のインパクト、このバンドには堅実さの裏にある、メタル道を極めんとするバンドが持つ、煌びやかなスター性がある。それは女性シンガーの存在だけではない。バンドが一体となり醸し出す味わいにある。
正統派=他に例えようがない地味系バンド、そんな粗悪品も増えてきた中で、このバンドはしやかなかパワーグループ、硬質なリフワーク、そして華麗に舞い踊るストロングな声、重厚なバッキングを引き立たせるかのように流れる流麗なるソロ、どれもが無駄なく機能・これぞヘヴィメタルと呼びたくなる魅力が満載です。
長きに渡り活動してきた中で熟成された音楽性、キャッチーさや良質なメロディさえも精錬されタフネスに磨き上げたサウンドの説得力の高さ、古いアイデアを大切にしながらも古典主義では終わらせない、したたかなさに舌を巻くツボを押さえた展開の妙味。その完成度にオープニングナンバーから勝負ありと言えるでしょう。
このバンドのこと2年くらい忘れていた。前回の新譜、手元にあるのに開封してなかったぞ。ワシはアホである。
失恋船長
★★★
(2021-03-08 16:47:03)
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The Curse of Crystal Viper
いつの頃からかTRUE METALなる言葉が声高に叫ばれるようになったのが(真実のへヴィメタルってねぇ、世の中が勝手に解釈を変えただけなのに)、そんな多様化する時代にポーランドから登場したのがマルタ・ガブリエル擁するバンドのデビュー作。リードシンガーのみならず、ギターも弾ける彼女は、バンドの創作面を司るバンドの要なのだが、そんな彼女を支えるのがプロデューサーであり、結婚相手でもあるバート・ガブリエル。この二人がいればバンドは永遠に続くのだろう。ちなみにバートはSkol Recordsの創設者であり、レーベルの志向を考えると、このバンドの音も合点がいきますよね。
紛うことなきクラシックメタルの世界観を踏襲。高揚感のあるメロディと攻撃的な演奏はへヴィメタルのカタルシスを解放するに適していると言え、中世ヨーロッパの世界を下敷きにしたファンタジックかつヒロイズム溢れるサウンドを、ど真ん中で掻き鳴らしている。ハードなサウンドに負けないマルタの歌声もデビュー作ならが堂に入ったもの、何の迷いもなく自らの信じる道を突き進むが故のパフォーマンス力であろう。
何よりも女を売らない無頼なキャラも魅力の一つだ。タフレディといったところだろうか、現代のメタルディーバとして、その存在感を世に知らしめたデビュー作。リードギターであるアンディ・ウェーブの存在もまた、この強烈な世界観を下支えしているのも見逃せません。堅実さと派手さを巧みに使い分けていますね。
失恋船長
★★★
(2019-11-27 14:31:37)
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The Curse of Crystal Viper
才色兼備のフロント・ウーマン、レザー・ウィッチによってポーランドはカトヴィツェにて結成された
4人組パワー・メタル・バンドが、'07年に独インディーズのKARTHAGO RECORDSより発表した1stアルバム。
ファンタジックなコンセプト、マッチョなジャケット・アートワーク、そしてヒロイックな楽曲群が端的に
物語る通り、本作に詰め込まれたサウンドは、MANOWARやIRON MAIDENといったバンドからの影響を叩き台とした、
スピーディでドラマティック、それでいてキャッチーな味わいも備えた正統派パワー・メタル。
その個性確立に大きく貢献しているのが、CRYSTAL VIPERの中心人物でもあるレザー・ウィッチのパワフルなVoであり、
ガテラル系でも、オペラ系でも、ゴシック系でもない、正しく女ロニー・ディオの系譜に連なる彼女の歌声は、
楽曲のキャッチーさを際立たせるだけでなく、マッチョな作風の脂っこさをも中和する絶妙な作用を発揮。これで
曲作りまでこなすんだからホント大したもんだ。(雑誌インタビューでの男前な発言にも大いに痺れさせて頂きました)
力強く朗々と歌い上げるVoに、劇的なフレーズを紡ぎ出すGや活発に動き回るBと、微笑ましい程にIRON MAIDENへの
憧憬が滲み出す③や、疾走感溢れるサビメロのカッコ良さにグッと来る④、壮大且つドラマティックに本編の
クライマックスを飾る⑩といった名曲の数々を収録。国内盤こそ出ていないが、今年リリースされ
高い評価を獲得した2nd『METAL NATION』が気に入った人なら、本作もチェックする価値は大いにあるかと。
火薬バカ一代
★★
(2009-09-24 23:36:00)
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