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LIBERTY (1992年)
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LIBERTY
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解説 - LIBERTY
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1. 失恋船長 ★★★ (2024-10-02 08:03:17)

移り変わるシーンの中でドイツから豪快な正統派メタルサウンドを引っ提げ登場。バンド名NINJAと音楽性は全く関係ないが、歌詞などにそれなりのエッセンスがあるのかも知れないが、洋楽を何十年聴いても訛が分からないワタクシには語感の響きだけなので、世界観などどうでもよいです。

ここで聴けるのは当時としても時代遅れの剛直ヘヴィメタルサウンドを披露。その合間にキャッチーなメジャー感を押し出した楽曲を散りばめ、心地よく正統性の高いヘヴィメタルを奏でてくれる。
ドイツ産らしい直情的なドラムを担当するのはアンドレ・ヒルガース。活きのいいツインリードと歪ませながらメタルシャウトをかます力強い歌声。良い意味でのヒステリックさがバンドサウンドにフィット。やり過ぎない生真面目さも音に宿り、正統性を高めている。

お約束のバラードも収録。同郷の先輩スコーピオンズにも負けない泣かせのメロディを牧歌的に歌い上げます。前作にあったデジャブ感をしっかりと咀嚼して飲み込んだ今作は、ドイツ謹製のパワーメタルサウンドへと昇華。そこにまぶされたメジャー感を染みこませることで絶妙な味わいを深めている。
当時メディアから紹介される機会もないだけに国内における知名度は絶望的だろうが、気骨のあるゲルマン魂に心揺さぶられるマニアにはたまらんものがあるでしょう。

最近の所謂テクノロジーの恩恵を受けたレコーディング環境で作られた音とは違う生身の人間が叩き出すホンモノの熱きメタルスピリットとバンドが醸し出す屈強なリズムとサウンド。この時代ならではの音だろう。こなれたメジャーロックが嫌味に感じないのは、彼らの軸足がしっかりしているから、だからこそハツラツとした説得力がある。
何が凄いと言われると困るが、今、日ハムで売り出し中の助っ人外国人、レイエスの豪快なホームランを見て理屈なんていらないだろう。この豪快さとメジャー感を織り交ぜた欧州産メタルに身を委ねられたらそれで良いのです。

小技も効かしていますから、単に剛直に突っ走るだけじゃないのでね。でも総体的には豪快。これぞジャーマンパワーメタルの旨味でしょう



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