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THE ANGEL AND THE DARK RIVER (1995年)
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THE ANGEL AND THE DARK RIVER
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解説 - THE ANGEL AND THE DARK RIVER
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. ロージー ★★ (2003-10-31 14:47:00)

「私の死せる花嫁」・・・・なぜかそそられるバンド名です。
確か3rdにあたる本作ですが、こういうのを真性ゴシックというのでしょう。2ndに比べて怪しさ、怖さはそれ程でもないのですが、寂しさ、妖しさ、美しさという点においてはさらにディープになっているような気がします。
2nd、3rdそれぞれのジャケから伺える印象そのまんまといったところでしょうか。
最後を飾るメタリックなナンバーもこのアルバムを好印象なものに仕上げている。




2. NIGHTWING ★★ (2004-06-17 22:11:00)

このアルバムが一番好きです。
実に美しく重々しく哀しく・・・。
何度聴いても新鮮で、哀しい旋律が心に突き刺さります。
やっぱこのバンドはヴァイオリニストの存在大きいですね。



3. -27℃ ★★ (2005-06-10 14:21:00)

淡々と流れるゴシックメタルの王道的なモノ。
ニューウェーヴとは太めの線をひいたほうがいいでしょうね。
悲哀に満ちてます。
2曲目のチャーチオルガンなキーボードが奏でる不協和音はキモチイイ!笑
3曲目のヴァイオリンも最高。



4. mokusatu ★★ (2006-04-27 15:46:00)

無機質で警告音のようなギター、バイオリン、ピアノ、主旋律、それぞれが孤立しながら無限の共鳴を起こすメランコリック・ゴシックの傑作と個人的に断言したい①、-27℃さんが仰っているように、チャーチオルガンっぽい不協和音が神聖な狂気を醸し出す②、アトモスフェリックなノイズが不安を掻き立てる③、ヴァイオリンメインで6分台と聴き易い④、アコースティック・バラードとドゥームパートの対比が美しい⑤、1st時のようなデスメタルパートを巧みに織り込んだ⑥・・・これだけ特徴を並べ立ててみても結局、駄目な人は「キモイ」の一言で終了するであろう、優れた耽美ゴシックアルバム。
基本路線は前作同様暗黒と絶望に支配された世界だが、デス声が完全消滅した事もあってか、比較的憂愁、哀愁が強く漂っている。幸せだった時代の記憶が少しずつ剥がれ落ちていき、無残な現実が露呈して泣き伏せるような残酷で悲しいドラマが展開・・・あぁ・・・書いてて鬱になってきた!うわははははは!気分を切り換える手段を用意してから聴いて下さい。現実に希望がない人は聴いてはいけない。
95 年発表の3rdアルバム。




5. 寝坊メタル ★★ (2006-11-15 00:13:00)

ゴシックドゥームを代表するバンドによる3rdアルバム。
すすりなくような歌唱(というより音程に合わせて嘆いているといった感じですが)を聴かせるヴォーカルと、
とんでもなく重苦しいドゥーミーなギター、絶望のメロディを奏でるキーボードとヴァイオリンとが中枢となり、
最初から最後まで深い絶望と破滅のドラマが繰り広げられます。
耽美なメロディが前面に出た①から始まり、各種楽器の使い分けによる絶望サウンドが奏でられ、
メタル色の強い⑥がラストを飾る展開は聴き手を飽きさせない麻薬的なものです。そして、最後に残るのは虚無感のみ。
天国にも地獄にも行けない、永遠と廃墟と荒野を彷徨うかのようなとんでもない名盤。




6. インコマン ★★ (2007-11-23 21:32:00)

絶望と虚無しか残らない2ndに比べ、耽美的な方向に流れた3rd。①Cry of Mankindは絶品。あまりにも哀しくて甘い。後悔の涙を啜るには最高の曲。⑥Your Shameful Heavenではなんと疾走が聴けるが、それもスマートなものではなく、巨大な機械が部品をばらけながら無理やり突っ走るような痛々しさに満ちている。
遅くて重い作品ながら、ざくざくと切り刻むようなギターのエッジは鋭く、躍動感を感じるほどグルーヴしているので、退屈しないと思います。



7. 冷水 ★★ (2008-07-18 18:27:00)

2作目が凍りつく絶望だとしたら、3作目にあたるこれは抹香臭い儀式でしょうか・・・(表現下手)
寒々しいというよりも生暖かいです。そして、毒々しいです。
ギターの音作りが歪みが深くねっとりしていて苦しい。
ヴァイオリンが効果的に使われていますが決して聴きやすい訳じゃない(笑)
葬式専用音楽だと言われても普通に信じちゃう。
メランコリックなギターのセンスが素晴らしい。
2ndと並んでMOBの必聴盤!



8. ハルディン ★★ (2014-01-12 23:29:26)

3rd。前作の徹底した陰鬱ムードを引き継ぎつつ、デスヴォイスを封印して嘆くような普通声(ただしかなりクセが強め)が主体になったこと、そしてヴァイオリンのフィーチャー度が上がった結果ストレートな絶望感は若干和らぎ、その代わりどこか虚しい妖しさが漂うような感触になった。ひたすら出口のない迷路をさまよい続ける感覚に陥るような濃ゆい虚無感に浸りつつ、そのムードを台無しにすることなくそれでいて絶妙な起伏のつけ方も単なる雰囲気モノに留めない工夫となっていて効果的。



9. netal ★★ (2016-01-11 21:22:04)

ゴシック/デスドゥームの名盤たる前作と比較すると、
グロウルが封印され、クリーンヴォーカルのみとなり、またシンセやヴァイオリンが表に出てきたため、デスドゥーム成分が少な目になった事が特徴。
陰鬱さという方向性は同じでも、絶望感を蒔き散らすのではなく、諦観の色が強く表れており、「感情の喪失」による悲愴さじみたものがより感じられる。
名曲①に至っては、世界に存在する人間全てはおろか、あらゆる物質的存在からも切り離された、究極の孤独が押し寄せるかのようである。

個人的には、中盤以降、メロディと展開が弱く感じたために前作には及ばぬものの、違ったアプローチでも陰鬱さを十分表現しきっているところは流石。
今作もまた、ゴシック・ドゥームの必聴盤である。

気に入り度…90/100

おすすめ…The Cry Of Mankind



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