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The Wall / Video
先行公開された曲
このバンドの魅力が端的に伝わる
レーベル謹製のサウンドでもある
日本人はこういうサウンドが好みなのに
何故かこのタイプが登場しないのは何故だろう?

失恋船長 ★★★ (2024-11-01 15:43:32)


Video

4曲入のカバーアルバムは良かったねぇ、渋い選曲とセンスに脱帽でした。そのセンスは今作にも色濃く反映、AOR調の親しみやすい音楽性を下敷きに、オーセンティックなメタルサウンドを見事に調和。その絶妙な配合はまさに黄金比、アレサンドロ・デル・ペッキオの力も借りながら、彼らは見事に自分たちのスタイルに忠実な音楽性を披露している。

その力強いリフレインは、聴き手に勇気とストレス発散の後押しとなるようなポジティブな空気が流れており、このバンドが抱えている微妙な社会的立場をリンクしているようだ。差別と区別は違います。最近はどうも、このあたりが混同しているようで、いいように利用されているのですが、このバンドはそういう苦難を真正面からぶつかり、乗り越えてきた。

ここで聴けるAOR調のハードサウンドが魅せてくれる景色は色鮮やかで多様性がある。一発最強、スピード命、速くてキャッチーなら何でもいいという偏重気味のマニアには勧められないし、メディア論者にも当然、そういうくだらないバイアスに左右されず、ただひたすら純粋に哀メロサウンドを求めるメロディ派のマニアならば安心して聴けるでしょう。

こんなもん○○だとか、イントロが酒場でダバダとかいいますか?この世の中の音楽なんて、先日達の足跡の元に成立しています。聴き手のセンスって問われるね。わしゃ、鬼の首を取ったように類似性をあげつらうアホにはなれん。

哀愁のメロディ、フックがあって実にいい。素直に耳が喜びます。余計な事をしてない。無駄な事を排して、聴きやすい音楽を追究した姿勢は評価したい。なにより彼らはハードさが、根幹にある。その太い幹が倒れない限り、この潤いのある音楽性は絶えることはないでしょう。

失恋船長 ★★★ (2024-10-31 00:26:07)


Life Kills / Fans of the Dark
今風ですよね
古典ですが現代の風を思いっきり感じさせます
メロディックなシングル向けの一曲
ちゃんとメリハリが効いているので軟弱さを感じません
性差別を乗り越えて頑張って欲しいねぇ

失恋船長 ★★★ (2023-02-18 13:24:09)


Fans of the Dark

ドラマーがメインソングライターを務める北欧のバンド。プロデューサーにマイケル・パレスを迎えメロディアスなサウンドを構築、AOR調のソフトな感触のサウンドに真っ向からぶつかるのがNWOBHM風味のあるメタル、このバランス感覚が絶妙な絡みを魅せ実に硬軟交えたスタイルを確立している。シンガーの出で立ちが不思議で、おそらくLGBTQに該当するのかと思います。そして肌の色は黒い、今まさに人種問題で揺れ動く日本では考えられない人選のリードシンガーです。
その確かな歌声、ドラマーと二人三脚で作り上げたバンドだけに疑いはありませんね。とは言え音楽性にデジャブ感や、どこか中途半端な印象を受ける人もいるでしょう。
正直、噛み合わない時に気持ち悪さというのもある、しかし、近未来的な洗練度と情緒のあるメロディ、ソフトケイスされているのに、カチッとした歯応えのあるサウンドは、本当に絶妙なところをすり抜けている。ラジオオリエンテッドな作風なのだが、軟弱さよりもシリアスさが上回り嫌味を感じません。
流石はフロンティアレコードですね。メロディ派ならば是非ともトライして欲しい一枚ですね。ASIAからプログレ臭を抜いた感じでもありますね。

失恋船長 ★★★ (2023-02-07 21:38:19)


Cover Me

Balance、Blue Öyster Cult、REO SpeedwagonそしてRushの曲をカバーしたEP。このセンスに痺れますね。正直、Balanceに関しては忘れていました。
収録曲はこちら
①In For the Count (Balance)
②Dancin‘ in the Ruins (Blue Öyster Cult)
③In My Dreams (REO Speedwagon)
④Subdivisions (Rush)

世間的に有名ではない曲もあるでしょうが、この4曲に込められたバンドとしての方向性、爽快感のあるメロディアスサウンドを主軸とした音楽性を愛しているバンドなのでしょうね。②だってこれを選ぶんだから憎いヤツですよ。④もアメリカで売れたシングルですね。
シンガーが抱える人種問題、そういうのも④の中に込められている気がする。

今の若い人にとっては知らない曲の方が多いでしょうから、このバンドのセンスに触れてみるのは新鮮な出会いでしょうね。
クラシックなロックナンバーを現代のテクノロジーを持って蘇らせた功績はけして低くないです。ベタじゃない選曲というのが素晴らしい。でもポテンシャルの高い曲を選んだ絶妙なセンスに唸りますね。

失恋船長 ★★★ (2023-01-16 15:21:27)