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Electrified (失恋船長)
Bad Times, Good Times / First Bite (失恋船長)
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Electrified

ナ・ニコリッチとネヴェナ・ブランコヴィッチという女性シンガーが二人メインに立つバンド、ネヴァナはキーボードもプレイ、このバンドの顔として大活躍である。彼女のユーティリティが重要な要素なのだが、旦那さんであるスルジャンのギターワークがバンドサウンドにもり立て、二輪の華に一層の彩りと潤いを与えている。
大人の色気、そして艶やかな歌声の女性シンガー二人による華麗なるパフォーマンス、その歌声は色鮮やかなモノでありバンドサウンドの根幹を成している。まぁこの歌声を前に出したアレンジなのだから当然と言えばそうなのだが、両者が私がフロントマンよとも言うべきプライドの対峙。そういうモノが音となり出ているのがポイント。けして和気あいあいではない、バトルが互いを高め最高のパフォーマンスで魅了してくれる。

ライブ映像も見たが、キーボードを弾きながらステージングも行い歌う姿は素晴らしいなぁと思いましたね。全開のベースとしてプレイヤーのみならずソングライティング面でも貢献したアレッサンドロ・デル・ヴェッキオはバンドを去ったがアンダース・ヴィクストロム、ヨナ・ティーというメンツが新しい魅力を提示。このしなやなかメロディックメタルサウンドをより一層、強固なモノとした。

このバンド最大の魅力。それはハードサウンドとAORの導入。この方程式に対して恐ろしい程、忠実なる忠誠心を持って挑んでいること。それだけに、やや淡泊に聞こえたり、デジャブ感が漂うのは否めない。しかし、エッジの効いたギター、シンプルだが的確なリズムを刻むドラムとベース。華やかさをコントロールする鍵盤プレイ、それらが一体となり美しいハーモニーを紡ぐ二輪の華を、壮麗なるメロディックロックが守っている。

自分たちの音を持っているバンドの強み。時代を超越する普遍的なサウンド。セルビアというバックボーンが、この旋律に息づいているのも見逃せないポイントだろう。しかしメジャー級の音なので世界中、どこに出しても恥ずかしくない、ローカル色など皆無なワールドワイドな感性に彩られたサウンドは多くのメロディ派は歓喜するでしょうね。

今回もオジサンの心に潤いを与えてくれます。徹底的に無駄を排したコンパクトな作り、そんな中で⑨では展開に工夫を凝らし、アルバムのアクセントになっています。能ある鷹は爪を隠す、次作はシングル向けとアルバムならではの濃密さ、そういうメリハリを見せて欲しいと思いましたね。その力量があるバンドなのだから。

失恋船長 ★★★ (2025-01-17 11:19:49)


Amaranth(Nightwish Cover)
原曲を知らないので比較のしようもありませんが
こういう曲もやれるんだという事を示したのか再生回数を見て
アルバムの方向性を固めたのかは分かりませんが
タイプの異なる3曲をやれる器用さとアーティストとしての力量
可能性豊かなメロディアスロックバンドですね

失恋船長 ★★★ (2023-01-02 00:54:43)


Gimme! Gimme! Gimme! (ABBA cover)
まぁABBAのカヴァーに鮮度はありませんが
ツインヴォーカルの旨味を端的に伝えています
こちらもアルバム未収録のカヴァーソング
ギターソロもテクニカル
キーボードソロも華麗に舞い踊る
ジャジーな終わり方もイイねぇ

失恋船長 ★★★ (2023-01-02 00:47:21)


Rock the Night(Europe Cover)
このバンド日本でリリースされていないんですね
アルバム未収録で先行公開されたカヴァーソング
なんか日本盤が出たらボートラになりそうな予感が
でもPV込みで見て欲しい
カッコいいわぁ
躍動するアメリカンロックサウンド
こういうの聴いてアメリカンナイズドとか寝ぼけたことを言いますか?
全米を席巻した北欧風アメリカンロックのカッコ良さを余すことなくカヴァー
シンプルにカッコイイ

失恋船長 ★★★ (2023-01-02 00:42:48)


Bad Times, Good Times / First Bite
1stから4曲PVを制作されているのだがバラードが一曲も無い
こういう姿勢にもフロンティアレーベルのブランド力を感じる
普通は売るためにやるだろうよ狙いすましたバラードをさ
このレーベルから大量に輩出される音源をチェックするだけで一年が終わりますよね
普遍的なメロディアスロックの持つ堅実さと軟弱なバンドではないというメッセージ性を込めたバンドサウンド
無駄に女を売るだけにマネージメントが付いていない証拠でもある
90年代には終わった性を強調して売るという作業
日本ではいまだにそれがメインである
世界に売って出るならば心を入れ替えないとね
あちこちにヒントはある
目先の僅かな成功になびいてはいけない

失恋船長 ★★★ (2023-01-02 00:34:25)


Top Heaven / First Bite
耳馴染みの良いメロディとしなやかな鋼鉄サウンド
メロディ派のマニアにはたまらんでしょうね
女性シンガーも最高にクール
エロかっこいいとはこの事でしょうよ
釘付けになるPVもエエですよ
唄を際立たせるアンサンブルの作り方も悪くない
キーボードソロもギターソロもまだまだ聴かせてと思わせるのもイイよね

失恋船長 ★★★ (2023-01-02 00:30:03)


Sensational / First Bite
躍動する壮麗なハードサウンド
サビの弾けっぷりも素晴らしい
ギターも巧者
鍵盤プレイも効いている
もっと売れて良いバンドだろう
華やかさを音に練り込んでいるのもカッコいいです

失恋船長 ★★★ (2023-01-02 00:24:56)


Never Say Never / First Bite
TNTのカヴァーを年末にリリースしましたね
チョイ嬉しいです
タイプの異なる麗しの女性シンガーを二人並べていますが喧嘩しません
ギターはソロになると俄然色めき立ち確かな腕前を披露
唄以外にキーボードも奏でるネヴェナ・ブランコヴィッチが良いんですよね
才色兼備なバンドサウンドにウットリです

失恋船長 ★★★ (2023-01-02 00:21:51)


First Bite

女性シンガーを二人擁するメロディアスHM/HRバンドのデビュー作。名門Frontiersレコードからのリリースなので間違いはありません。既に先行リリースされたカヴァーソングの3曲の出来も素晴らしく(ABBAのGIMME GIMME GIMEE,NIGHTWISHのAmaranth、EUROPEのRock The Night)オリジナル作に対する期待も高まりましたが、このバンドは見事に高いハードルをクリアしています。

東欧諸国出身のメンバーらしい哀愁のメロディを軸にメジャー感の高い厚みのあるサウンドを展開、キーボード兼ヴォーカルのネヴェナ・ブランコヴィッチは両面でも一流の腕を持ちリアル二刀流としてバンドサウンドに貢献、ギターを担当するスルジャン・ブランコヴィッチも腕利きのギタリストだがソングライティングの面でも一流の腕を披露、このバンドの根幹を支えています。今回はベースで参加する我らが、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオも顔を出しており、このあたりの人選も安心材料に繋がるでしょう。

全11曲、40分少々のランニングタイムが示すように楽曲はコンパクト、それでありながらも豊かな音楽性を披露しており、徹底した無駄を排したSDGsサウンドを展開しており、アナ・ニコリッチとネヴェナ・ブランコヴィッチのツインボーカルが音楽性に華と潤いを与えています。ソロでは才気を剥き出すギターもクールだ。
唄モノだがバランスのとれたハードテイストの練り込む方の上手さにレーベルに対する信頼度を感じますね。

失恋船長 ★★★ (2022-06-01 13:27:23)