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DEFIANCE (2009年)
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DEFIANCE
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解説 - DEFIANCE
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1. 失恋船長 ★★★ (2023-04-17 21:27:47)

アルバム毎に音楽性が変るため、イマイチつかみ所の無いバンドだった。特にラスト作となったJack Starr's Burning Starrなど、1989年という時代を意識した幅の広い音楽性を踏襲、どちらかというとパワフルな裏街道アメリカンメタルをやっていただけに、衝撃的な変貌と言えたのだが、結局は決定打になる方向性を示さずにバンドは解散。そして知らないうちに再結成を果たし見事に帰還します。

シンガーはRIOTでの活躍も懐かしい、トッド・マイケル・ホール。ベースは流浪の旅人となるジャックの相棒のように活動を共にしていたネッド・メローニ、ドラムはゲストとしてライノが参加と、体裁は整えていますね。
音楽性は、過去に感じたヒロイズム溢れるエピックメタルを展開、正直、ここまでMANOWARスタイルになるとは驚きですね。走り出しそうで走らない勇壮なヘヴィメタルサウンド、キーボードの助力を借りヒロイズム溢れるガチンコメタルをやり切っている。
個人的にはジャックの速弾きをもっと楽しみたいのだが、これもMagic Circle Musicの意向ならば仕方のないことでしょうね。

⑨ではRAINBOWのカバーも披露、メロディを蔑ろにしないガチンコメタルな作風だけに違和感はない。速さやキャッチーさ、ノリの良さを求めるマニアには向かない作風だろうが、この手のスタイルは日本にも確実に需要はあるだけに、浮つかず地に足の付いた音楽性は、ファンタジックなバトルワールドに足を運び、甲冑を身に纏いたいマニアには存分にアピールするだろう。
まぁでも売れないだろうなぁ。そこが最大の褒めポイントでもある。



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