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At the Gates (2019年)
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At the Gates
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解説 - At the Gates
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1. 失恋船長 ★★★ (2025-01-22 12:29:08)

多くのファンが期待したGRIM REPER。それだけに前作の不完全燃焼というか、グリメットの衰えに一抹の寂しさを覚えたモノである。そんな期待値の下がった中でリリースされたのが今作とも言える。まぁ自身の病気、足の切断とかね、ポール・ディアノと重なるのだが、今作で見せたパフォーマンスは実に生々しいモノであり、良くも悪くも生っぽい歌声が逆にリアルに聴かせた。

彼らの楽曲は純粋である。そのトラディショナルな作風は全編に貫かれており、テクノロジーの恩恵を上手く作用させ、古くて新しい正統派メタルをやり切っている。従って今作に独創的なアイデアや斬新な面はない、その古典も古典を受け入れるかが最大のポイントだろう。
まぁ名前で名盤と呼ばれる大御所の作品と比較するならば、あちらは全国ロードーショーを見越した莫大な予算を掛けた作品。こちらは単館上映のインディペンデンス映画のような低予算だ。

それだけに、不満がないと言えないが、それでも熱いメタルスピリットを叩きつけた今作に嘘偽りはない。屈強なリズムを刻む。ハードなサウンドを支えたリズム隊の貢献度は目を見張るモノがある、シンプルなサウンドの中でキレを見せたギター、そしてハードサウンドを真正面から勝負を挑んだ手負いの獅子グリメット。まぁ色々と欠点はありますが、ワタクシは良い面を愛でて楽しみタイプの人間なので、今作は大いに受け入れたい。
しかし若い人には勧めづらい、もっと聴くべきアルバムはあるし、このバンドを知るのならば全盛期の初期3作からいくべきである。

難しい問題だ、高齢者の慰みモノで終わっては欲しくないのだが、熱量とパワーが乗り越えていない。うーむ、やっぱり難しい問題だ。



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