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Firestorm (失恋船長)
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Firestorm

懐かしい名前が復活です。領主自ら謀反を起こしてBONFIREから離脱するも、真相は分からないが元サヤに戻りバンドは短命の終わっている。それから10年以上もたって復活した幻のメロディアスHM/HRバンドの2枚目。シンガーに懐かしいデイヴィッド・リースを迎え腰を据えたメロディアスロックをやっている。かつてのような煌びやかなメインストリームサウンドではないが、プロデューサーにアレサンドル・デル・ヴェッキオを迎え堅実なスタイルになっています。
正直、もう少し分かりやすく跳ねた曲があった方が良いのにとは思いますが、良心的なメロディアスハードサウンドを踏襲、URIAH HEEPのカヴァーまでしっかりとやっています。ちなみにオリジナルよりもテンポを落としヘヴィな仕様になっています。このあたりのアプローチが今作の方向性を示しているのでしょう。
ドイツ人らしい生真面目さが音楽性に息づいている。ワンアウトでも確実に送りバンドをしてくる高校球児の如き忠誠心がありますね。

失恋船長 ★★★ (2022-01-23 17:34:32)


After the Fire

知る人ぞ知るジャーマンメロディアスHM/HRバンドの1st。BONFIREのギターとドラムが参加、音楽性的にはBONFIREの派生と言えるメロディアスかつ大衆性をまとった音楽性を披露、そのメジャー感バリバリのサウンドと欧州由来の叙情性、そしてドイツらしい硬質感をミックスさせたサウンドは、少々リズムセクションの音作りには注文をつけたくはなるが、BONFIREの創立者として知られるギターのハンス・ジラーはイニシアチブを握る為に結成されたバンドだけにクオリティは保証付き、CACUMEN時代にも通ずる硬派なスタイルを設え硬軟のバランスに秀でたバンドサウンドを作り上げている。
個人的には少々、鼻につく場面はあるのだが、欧州産ならではの情緒のあるメロディと煌びやかなキャッチネスさはメインストリームを射貫く鋭さをもっており、ティーンエージャーに消費されるだけのヒットチャートを賑やかすだけではない、アーティストとしの気概を感じます。鼻に掛かった甘いダーティヴォイスで唄う新人のピーター・ヘンリックスは、この後S.O.Sで唄っています。

失恋船長 ★★★ (2022-01-23 17:20:37)