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Echoes of the Soul (2021年)
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Echoes of the Soul
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解説 - Echoes of the Soul
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1. kamiko! ★★★ (2021-09-27 02:54:46)

オランダ産デスメタル2021年作
個人的に一目置いている女性ギタリストSonia Anubisが在籍しているレディスデスメタルバンドの作品。一応オランダ産としたが他メンバーはブラジル出身。
ヴォーカル兼ベースのFernanda LiraとドラマーのLuana Damettoは、元々故郷ブラジルでNervosaというスラッシュバンドをやっていた(未所持)ようで
かなーり若い十代頃からメタルにどっぷりハマっていたのだろうと想像するところだ。そういうこともあり、濁声ヴォーカルはかなりウマいと感じる。
そういう下地があるので演奏は安心して聴ける高いレベルにはあるが、決して職人芸的なハイテクニックではない。エフェクトも音圧も標準レベルで、
ブルータル度の高い最近の一線級デスメタルと比較すると激しさという点では物足りないと感じるリスナーもいるかも知れない。
ギターソロはワリと基本的なスケールに忠実な組み立て方で、ストレートな旋律が多く、不条理な予想外のコード進行が無く気持ち悪さは控えめだ。
リズム隊がタテ乗りの演奏をしても突進する感じが無く、重心が後ろ側にあるかのような独特なノリは、このバンドの大きな特徴と言える。
余談かも知れないが、Fernanda LiraはCannibal Corpseに愛を感じているらしく、そのプリントTシャツを着てるショットは何度か見たことがある。
また、Sonia AnubisはサイドプロジェクトのCOBRA SPELLで80年代黄金期を再現したサウンドを聴かせ、80年代メタルシーンを溺愛している人である。
推定20歳代のレディスバンドだが、キュートなメンバーたちの演奏は、決して古臭くはないが、かなり各々の好みに寄ったオールドスタイルだ。
若さ故に円熟の余地を残す楽曲と演奏に、古学校死愛が融合した結果、ノスタルジックなのに初々しさを併せ持つ魅力的なサウンドに化学変化を起こしている。
そこが最大の魅力で、モーレツにハマっている。悪魔的だがB級っぽさが濃厚なジャケセンスも、いかにも80年代古学校死的で最高だ。
Sonia AnubisはCryptaのオフィシャルサイトでギターレッスンの生徒を募集しているようだが、残念ながらボクは日本在住だ。近所なら絶対習いに行くだろうな。




2. うにぶ ★★ (2022-05-05 21:41:38)

発表する時代が30年ほどズレてるんじゃないかと思うくらいのオールドスクール・デスメタルです。
ジャケ、SE、サウンドづくり、曲調(疾走しすぎないのが良い)、デス声(あえてグロウルとは言わない)、どれをとっても微笑ましい。
ギター・ソロがかなりメロディアスではあるのですが、決してメロデスではありません。
ひたすら心地いい、繰り返し聴いてしまうアルバムです。



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