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Hoka Hey (1987年)
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Hoka Hey
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解説 - Hoka Hey
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1. 失恋船長 ★★★ (2021-09-17 21:33:36)

イタリアンメタルの創成期を築いたバンドの一つとして知られるサボタージュが世に放った2枚目のフルアルバム。小手先のテクニックなど糞喰らえメタル愛溢れる電車相撲サウンドは、ドッタンバッタンと暴れまくり、分離の悪いグッシャグシャのミックスを相まって独自性の高いサウンドを披露。
パワー/スピード/メロディとヘヴィメタル三種の神器を兼ね備えたサウンドに紛れもない純度100%のメタルを体感できます。勿論、整合性や完成度というものを横に置いて、そのメタルに対するリスペクト精神に呼応するものであり、マニア御用達の域は出ていないかも知れませんが、ハードなものを愛するマニアなら是非とも聴いて欲しい一枚となります。
何と言っても1stが商業誌からケチョンケチョンの酷評を受けたせいもあり、今作の知名度の低さはハンパありません。でもそんな不評を吹っ飛ばすパワーが内包されていますよ。力の入ったスラッシーな①、サタニカルなダークさもあるパワフルな②、展開に拘った表題曲の③とドラマ性もあり、ヘヴィメタルと呼ぶに相応しいガッツィーなサウンドを轟かせています。久しぶりに聴きましたが、なんかこう血が沸き立ちましたね。NWOBHM直系の欧州型パワー/スピードメタルの裏番長スタイル。小休止的な役割でアコースティカルなバラード④を挟み、ブラッケンドなイントロを加えたサバスのカヴァーに流れるのも悪くありません。
まぁ必要なしと言えなくもないのですがね。とにかく集まれマニアックメタル、メジャー資本のサウンドに辟易とした猛者にはうってつけでしょう。マイナーメタルとしては十分、メジャーですからね。うんこお漏らしシャウトも逆にカッコいいと思えるような感性、ワタクシはそういうのが一番大切だと思っております。
イタリアンメタルには日本のマイナー系にも通ずる魅力がある、この音を聴くたびに、個人的には国産サタニックメタル、クロウリー辺りを思い出したりします。



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