ダサいフレーズと風呂場ヴォイスの超ポンコツイカレ宅録メタルだというのに何故か聴いてしまうこの人のサウンド。 昨年末にミニ新作Fossilized(2023年)が出たと思ったら、フルレングスアルバムらしきものが年始に立て続けにリリース。 Creatures From the Dawn ob the Earth(2024年)というタイトルで、両方ともジャケに化石が描かれている。 初期作から化石やらマンモスやら、石器時代のような世界観を徹底しており、Bandcampの新作紹介ページには recorded millions of years ago...(何百年も前に録音された・・・)などと書かれているな(笑) 今回は50チェココルナでゲット。普通はBandcampなら多くのサポーターが登録されているのに、コレに限ってはほぼ無人w 全く相手にされていない孤独な宅録オタクなんじゃないかと想像するところだ。 チューニングがおかしいのか、意図的にハズしているのか、ベースラインとギターの音が全く合っていない独特の響きや 調性とギターソロが全く合っていない故意なのか下手なのかわからない独自のハーモニーは健在だが 前作Blow by Blunt Flintの破壊力が凄すぎて、今作はインパクトという点では以前ほどではない、というより この音楽性に耳が慣れただけ、ということだろう。 大きく進化した点は、従来はどの曲も全く同じテンポだったところが、曲ごとにテンポを変える、という技を覚えたらしい。 1曲目はまさかのスピードナンバーである。 今作も安定の風呂場ヴォイスで悶絶の笑いを提供してくれる。