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TRUE BEARINGS (2020年)
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TRUE BEARINGS
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解説 - TRUE BEARINGS
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1. kamiko! ★★★ (2021-02-07 02:52:46)

カナダ産NWOTHM2020年作
今年に入ってゲットした作品ですが、2020年作品中ベストアルバム候補に推奨したい素晴らしい作品だ。昨年ゲットしたPOSSESSED STEELの作品に感銘を受け
リリース元のカナダのTemple Of Mystery Records作品を漁っていた時に発見した作品。雪景色にキャンピングカーのような車輛が描かれるジャケに
購入当初はあまり興味をそそられず数日放置していたが、味わい深いロックサウンドにモーレツにハマってしまった。今ではそのジャケが何故か美しく見える。
同レーベルから作品をリリースしているPAGAN ALTERや、ヴォーカルの声質からWITCHCRAFT処女作(2004年)の音楽性が非常に近いが、もう少しヘヴィさがあり、
JUDAS PRIEST「Sad Wings of Destiny」(1976年)や、BLUE OYSTER CULT「Secret Treaties」(1974年)あたりのハードさ・空気感を併せ持つサウンドだ。
Witchcraft処女作的な湿り気と翳りをベースにしたサウンドと、70年代クラシックロックで特にヘヴィさが際立ったJUDAS PRIESTやBOCのようなハードさが
見事に融合されている。恐らく全く無名なバンドと思うが、このサウンドは耳の肥えた年配ハードロッカーに是非聴いてもらいたいと感じさせる作品だ。
頑固なオヤジロッカーは、この例えに「全然違うじゃん!」と言うかも知れない。70年代を知り尽くしているオヤジロッカーなら、JudasやBOC以外の適切な例えが
きっとできるだろうが、70年代は後追いのボクにとっては、この例えが精一杯。ただ、同時期のヘヴィさを際立たせたサウンドが蘇った感触というのは確かだ。
浅めの歪みで奏でられるギターのリフと、コードをジャーンとストロークした時の重厚な歪みのバランス感覚が素晴らしく、職人の域に達している。
印象に残りやすいキャッチーな旋律と、作り込まれた楽曲、シットリ感あるヴォーカル、味わい深いコーラスワーク、もう完璧っす。
ただ、フルレングスアルバムにしては、30分チョイの収録時間は短い。そこは物足りない。
レーベルのショップにこのジャケのTシャツが売ってるんだが、かなり欲しい。それくらいこの作品を気に入ってしまった。



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