本作の最大のウィークポイントは、そのビートのなさである。 ドラムがあまりに軽い。 同時期にリリースされたTHE COMPANY OF SNAKESはホワイトブルース一色だが、 こちらは北欧系メロハーの要素も盛り込まれている。 ステファンのボーカルは確かに素晴らしい。 しかしバック陣がそれを支えきっていない。 THE COMPANY OF SNAKESの閃光に比すると、かなり見劣りしてしまうが、 メロディの質の高さと、ボーカルの素晴らしさは特筆に値する。 いいものがあるだけに、惜しい作品である。 2002年リリース