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Истинный Зов
ロシア産フューネラルドゥーム2011年作
この頃は淡々としたスローなフューネラルドゥームをやっていたが、空間系エフェクトが優秀過ぎて緊張感がハンパないので疲れる。
このバンドがやっていることは凄いなと思うし、この盤に感銘を受けて追いかけている節もあるんだけど、疲労感を伴うので敬遠しがちだ。
なんてカオティックで真っ黒いサウンドだろう。この頃から音作りに関してとても前衛的な側面を見せている。
決してヘヴィさや音圧で圧倒されるようなサウンドではないのに、どうしてこんなに疲れるのか・・それほどの威力を秘めている。
一般的には次作が必聴盤(このジャンルに一般もなにもナイが)だろうが、ボクは淡々とした雰囲気のあるこちらの方が好みだ。
このサウンドは、カオティックなダークアンビエント作品が得意で、ドゥームフリークかつブラックメタル的緊張感を得意とする人向けだな、と思う。
kamiko!
★★★
(2020-06-22 02:12:10)
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Rab
ロシア産フューネラルドゥーム2014年作
一応真っ黒い世界観なのでフューネラルドゥームとしたが、一般に想像するフューネラルドゥームほど速度がそんなに遅くなく、あまり淡々とはしていない。
ロシア語を翻訳する気にならないので歌詞はわからないが、過去作含めたジャケから想像しうる世界観は限りなく絶望的で、人生残念ドゥームだ。
よくある遅ーい垂れ流し系とは一線を画し、ワリと起伏のある曲展開をする。また、ギターは常に何か旋律を奏でており、刻む時はトレモロリフを刻む。
ギターの音作りは結構コダワリを感じ、どちらかというとブラックメタル的質感を持つジャリジャリした硬めの音で、単音で弾くと突き刺さるような感じだ。
曲によっては、ワウを結構多用したり、フランジャー的なギターエフェクト(実際は何のエフェクターかはちょっとわからない)を咬ませたりしている。
大作主義の楽曲だが、長時間淡々と聴かせることで鬱々とした気分にさせるタイプとは若干異なり、楽曲構成力で勝負しており、とても奥深いサウンドだ。
サイケとは異なる独創的なギターエフェクトと職人気質な演奏、複雑に作り込まれた楽曲、張り詰めた緊張を伴うヒリヒリした感触など、完成度は非常に高い。
その分、コレを聴くには集中力が必要で、フルで聴くと相当疲労感を伴う。ボクは疲れている時にはとてもしんどくて聴けない。
疲れることが判っているからCDを手に取ってプレイヤーに入れるまでにスタミナを消費してしまう。そんな音だが、この盤はドゥームフリークは必聴盤だ。
しっかりと体力が温存されている時に、腰を据えて聴きたい、相当聴き応えのあるサウンドだ。
kamiko!
★★★
(2020-06-22 01:50:01)
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