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Hunted (失恋船長)


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Hunted

盛り上がりは短命だったNWOBHM、その音楽性を引く次ぐグループは多く存在しました。結局、ちゃんと適切に紹介したかに尽きるのですが、このアルバムのリリースは1984年、遅れてきたNWOBHMとしては厳しい時期だったろう。
オマケにレーベルはEbony Recordsときてますからね、ご愁傷様ですと慰みの声をかけ毛布の一枚もかけてあげたいのですが、出している音はホットでアグレッシブなガチンコメタルサウンドを披露。回転するリフワーク、前のめりの疾走感、うねりを上げるヘヴィグルーブと火を吹くギター、実に分かりやすりスタイルの古典サウンドです。
個人的には、これと言った決定打など無くともアルバム全体を楽しめるかは重要な要素であり、出オチバンドのアルバムを通して聴くのがキツイ、このバンドには繰り返し聴きたいと思う不思議な魅力がある。上手く言えないのだが、ブリティッシュロック路線のラウドネスにも通ずるような暗く湿った世界観に、メジャーな要素も織り込み、疾走ナンバーあり、ロックアンセムありの王道路線を極めようとしています。
小手先のテクニックやテクノロジーの恩恵をあまり受けていないガチンコスタイルは大好きですね。稚拙さよりもミュージシャンとしての清さが上回りますよ。

失恋船長 ★★★ (2021-08-13 12:40:11)