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叙情/哀愁
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北欧
THOMAS LARSSON
FREERIDE
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Ruff Boy
(3)
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Someday
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コメント・評価
Recent 50 Comments
1.
火薬バカ一代
★★★
(2019-12-17 00:31:27)
トーマス・ラーソンと言えば、北欧メタルファンには「スウェーデンのDEEP PURPLE」ことSIX FEET UNDERのメンバーとして知られ、またドラッグ禍から立ち直ったグレン・ヒューズ復活を満天下に知らしめた名盤『FROM NOW ON…』(’94年)の誕生と、同作発表に伴う来日公演にも立ち会ったギタリスト。本作は彼が'96年に発表した初めてのソロ・アルバムで、日本盤は我らがゼロ・コーポレーションから発売されています。
キャリアがキャリアだけに、当然様式美系なサウンドを期待してしまうのが人情というものですが、意外にも本作に託されているのは、ブルージーな泣きのインスト曲からグルーヴィなロックンロールまで、黒っぽいフィーリング携えた渋めのHRサウンド。グレンがゼロに残したソロ諸作にも通じる方向性で、ヨラン・エドマン、エリック・ヤルマーソンらゲストVoの歌い回しもグレン・ヒューズ風。これ聴くとトーマス・ラーソンが『FROM NOW ON…』に関わるようになった理由がよく分かりますよ。
但し、黒っぽいと言っても「真っ黒ではない」のがミソ。トーマスのテクニカルなGプレイや彼が流麗に紡ぐメロディの端々からは、いかにも北欧出身らしい瑞々しい煌めきや抒情性が隠しようもなく零れ出していて、特に冷ややかな哀メロがキャッチーに駆け抜けるHRナンバー③は「これのためにアルバムを買え!」と思わず力説したくなる逸品。またヨラン・エドマンのソウルフルな歌声が7分越えの曲展開を劇的に盛り立てる⑦も本作の魅力を凝縮させた名曲に仕上がっています。
思ってた作風とは違いましたが、これはこれで全然有り!と、長年愛聴している1枚です。
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