ファンクラブ限定でリリースされた日本国内のツアーの模様を収めたブートライブ音源。その甲斐あって生々しいインペリテリのライブが体感できる一品だ。バランスの悪さや手直しをしていないという時点でも資料的な価値は高い。 1998年リリースなのだがデビューEPからEye of the Hurricaneまでの楽曲とオマケ的なDPの『HIGHWAY STAR』のカヴァーも収録の全16曲入りのライブアルバム。巷ではライブはイマイチと言われていたインペリテリですが、このアルバムを聴く限りはワンマンではないバンドとして機能しているし、ギターも十分スリリングだ。硬めのメタリックリフの高速シュレッドも劇的なスピードプレイも期待通り決まっているぞ。脇を固めるメンバーの鉄壁の布陣と呼べる程、インペリテリと共鳴しないバンドサウンドを高めている。妙に生っぽい音質だけに荒さも含め、コチラに息遣いまで聴こえてきそうだ。